2025.01.29

【発見と出会い】特産品や雑貨にグルメまで魅力たくさん野外イベント「マルシェ」人気の秘密を大調査(静岡)

ニュース 地域の特産品やオシャレな雑貨、そして、もちろんおいしいグルメも。発見や新たな出会いなど魅力いっぱいの野外イベント「マルシェ」。今、大注目、こだわりが詰まった個性豊かなマルシェを調査します。

地域の特産品やオシャレな雑貨、そして、もちろんおいしいグルメも。発見や新たな出会いなど魅力いっぱいの野外イベント。それが「マルシェ」。静岡県内では今週末だけでも40件以上のマルシェが予定されている(番組調べ)人気ぶり。オープン前から行列ができるお客さんのお目当ては…?毎週、違ったマルシェが行われる常設会場が!?さらに会場でヨガまで。「every.LIFE」は、今、大注目、こだわりが詰まった個性豊かなマルシェを調査します。


三島市にある上岩崎公園で開催された、「ミシマ ベジ マルシェ」。30店舗以上が出店して、たくさんのお客さんでにぎわっています。イベント開始は10時からですが…30分前からすでに行列のお店が。お客さんの目的は… 野菜。オープンと同時に次々と売れていく野菜の中で特に人気なのがキャベツ。2024年の猛暑の影響で、一玉1000円近くに高騰していたキャベツがなんと300円。

実は、このマルシェは、三島の野菜のおいしさをたくさんの人に知ってもらいたいと、2021年に始まった、野菜が主役のイベントです。野菜を販売しているのは箱根西麓三島野菜の若手農家5人で、野菜のPRのための活動する「のうみんず」。自分たちで作った採れたて新鮮な野菜を直接販売しています。

(野菜を購入したお客さん)
「今、野菜高いので地元の野菜新鮮なものを食べられるなら、ぜひ、ここで買いたいなと思って、毎月ここでやってるので楽しみにしている」

安くて新鮮ということで、60玉用意したキャベツは1時間ほどで完売。

(永見 佳織 アナウンサー)
「とんでもなく優しいお値段で販売されてますよね」

(のうみんず 内藤 和也さん)
「野菜が高騰しているので、僕たち生産者としても心苦しいところなんですが、少しでも皆さんに手に取っていただければと思っている」「『のうみんずさんの野菜はおいしい』といっていただいて、イベントをやっているおかげかなと思います」

このマルシェでは、農家が選ぶ「今食べてほしい野菜」をテーマに、各店でその野菜を使った限定のグルメが提供されるのも魅力の一つ。今回のテーマ野菜も「キャベツ」なのです。この店の限定商品は…。キャベツを生地に練り込んだ「キャベツとアンチョビのベーグル」。

(永見 佳織 アナウンサー)
「おいしいキャベツの甘み感じますね、あう~」

続いては、この日行列が絶えることがなかった人気店の限定グルメ。キャベツをたっぷり使った「やきそば」をお店自慢の熟成ブタ肉で巻いた逸品。

(永見 佳織 アナウンサー)
「キャベツたっぷり、豚肉に負けていない。キャベツの味がキャベツたっぷりなので0キロカロリーです」

次回の「ミシマベジマルシェ」は2月23日・日曜日の開催。テーマ野菜はホウレンソウ。どんな限定グルメが楽しみです。

個性豊かなマルシェは他にも。静岡市役所から続く青葉シンボルロードの先にある常盤公園で開催されているのが「常盤朝市」。月に1度、第2日曜日の朝9時から昼1時まで、わずかな時間だけ開催されている朝マルシェなのです。このマルシェでは珍しい光景が…。朝の公園で…ヨガ!?

(ヨガのお客さん)
「1日の始まりで結構しっかり目のヨガ。これから仕事なんですけど、仕事への活力がわく」

「常盤朝市」のテーマは「朝活」。近所の店舗を中心に個性豊かな20店舗ほどがそれぞれ魅力的な“朝時間”を提供していています。

(常盤朝市のお客さん)
「ちょうど家のベランダから見えるので、お散歩ついでに寄れて、公園で遊んだり、ご飯も食べられて定期的にやるのが待ち遠しいです」

朝ごはんにぴったりの魅力的なグルメが多数出店する中で、特に人気だったのがこの店。フランス出身のセリーヌさんが作る本場のクレープ&ガレット。

(ヤーマット 小出 セリーヌ さん)
「平飼い卵と手作りチーズと、野菜は無農薬を使います。全部手作りだから、みんなうれしいみたい」

「常盤朝市」では、大事にしていることがあるといいます。

(常盤朝市実行委員 阿諏訪 元成 さん )
「利益というよりも、本当にそのひとときを楽しんでいただく。お客様も出店者も…とは考えている」

「常盤朝市」から、すてきな休日の朝をスタートしてみては?次回は2月9日・日曜日です。

焼津市には、ほぼ毎週末、いろいろなテーマのマルシェが行われるマルシェの常設会場…のような場所があります。それが「およんな広場」。地元で人気の菓子店「かしはる」が、西焼津総本店の隣に2023年にオープンさせたイベントスペースです。取材したこの日は、焼き芋やお芋スイーツの店が集まった「お芋マルシェ」を開催。たくさんのお客さんが、旬のおイモを味わっていました。

(かしはる 代表取締役社長 法月 克彦 さん)
「タクシーの詰め所として建物があったんですけど、使ってなかった屋根だけ使って何かできないかと考えたときに、雨も防げるし、このようなスタイルの設備を整えた」

「およんな広場」の特徴は、多少の雨ならばイベントができる点で、お客さんにも、出店するお店側にもうれしい施設なのです。「およんな広場」では、2月も、音楽イベントから愛犬が集まるマルシェなど趣向を凝らした様々なイベントを開催予定。

(かしはる 代表取締役社長 法月 克彦 さん)
「最近は、あちこちで沢山マルシェがある。来られる人もマルシェ馴れしているので、その中で、選んで来ていただけるようなマルシェを志しています」

今回、紹介したマルシェ以外にも、いろいろなマルシェが開催予定なので、自分に合ったマルシェを探してみてはいかがですか?

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