物流の担い手不足が全国的に課題となっている中、国交省は自動運転トラックの実証実験を、3日から静岡県内の新東名高速で始めました。

3日、新東名高速「駿河湾沼津サービスエリア」。

（国交省）
「本日から開始するトラック関係、 物流関係ですが、レベル4自動運転トラックについては2025年度以降の実現を目標に取り組んでいる」

この実証実験は、「自動運転トラック」の実用化に向け国交省などが行っているもので、新東名高速「駿河湾沼津サービスエリア」から「浜松サービスエリア」の間の左車線を、自動運転の「優先レーン」に設定し実施されます。

実験では、トラックが自動運転で高速道路の本線にスムーズに合流できるかを確かめることや、工事規制や落下物、事故などの情報を路側帯に設置したセンサーから適切に受信し、車線変更や安全に停止できるかなどを確認するということです。

（国交省）
「今回、新東名高速のこの区間で優先レーンで検証を行うことを決めているので、結果を踏まえて優先レーンのあり方を警察庁と連携しながら決めていく」「（合流時の）加速車線の延長が短かったりとか、今後は、多様な 環境でも耐えうるような」「 いろいろな環境でやっていくことが大事」

国交省は、2025年度末までに検証結果をまとめ、また、走行範囲も横浜から大阪までに広げる計画です。