28日も、気温が上がり3月下旬から4月上旬並みの春の陽気となった静岡県内。
(島田悠以記者)
「穏やかな日差しが降り注ぐ静岡市ですが、午前9時半の気温計は12℃を示しています」
28日の県内は広く高気圧に覆われて各地で気温が上がり日中の最高気温は静岡市駿河区で19.9℃三島市で19.1℃など11の観測地点で2025一番の暖かさとなりました。
日中、20℃近くまで気温が上がった静岡市の駿府城公園には散歩をする人の姿がみられました。
静岡市民(60代)
「きょうはあたたかい。いつも上に着ているが、何もいらない感じ」
静岡市の男性(20代)
「寒いかなと思って厚着をしたが家出た瞬間に『暖かい』と声がでるくらい暖かかった」
中にはシートを広げピクニックを楽しむ人も!
ただ、この暖かさ手放しでは喜べないようで・・
(沖縄から帰省してきた人(30代)
「なんかくしゃみ出ると思って春の訪れだな~って」
一方、「河津桜まつり」開催中の河津町。
「(満車で)54台です。ようやくお祭りらしくなってきましたね。」
会場の駐車場は満車となりにぎわいを見せていました。
10日前には雪が舞いつぼみの状態でしたが…
気温が上がったことで開花が一気に進み28日、実行委員会は“見頃”を宣言。
寒波などの影響で開花が遅れ2024年より16日遅い発表となりました。
28日は絶好の花見日和となり、県内外から多くの観光客が花見に訪れていました。
(川崎を4時に出発したというご夫婦)
「来てよかったですよ。こっち側はものすごくきれいですよね。」
花見客からはこんな声も…
「暑いです。歩いてると暑いです。」
「(お孫さんが)走る走るっていうもので」
「暑い!暑いもう!ダウンを着るのやめようって言ってこれで来たんだけどさらに暑い」
県伊豆農業研究センターによると河津桜は今週末に満開となり、週末は今シーズン最大の人出が見込まれていて、売店からも期待の声が
「桜たいやきもそろそろ満開宣言出します!/きょうは朝から人の出が多い感じです。今週末は期待できるのかなと思う。」
■■■■■いちご狩り■■■■■
愛知から藤枝市にやってきた一台の観光バス
バスを降りて、観光客が向かうその先にあったのは…
真っ赤に実ったいちご
広大なハウスで26万本のイチゴを育てていて、全国から年間3万人が訪れるといいます。
(ジャパンベリー 上山優代表)
「このへんなんかは9分。着色で色が回っているがこれでもう一日たってからイチゴ狩りをやってもらったので完熟です」
観光客はさっそくイチゴを手に取り旬の味を楽しんでいました。
観光客(名古屋と岐阜から)
「めっちゃ甘い。美味しい」
観光客(愛知から)
「こんなにジューシーなイチゴ今まで食べたことないなって。 イチゴ狩りでも」
観光客(岐阜から)
「日頃の家事から解放されて、プチ贅沢ですよね。美味しい」
観光客(名古屋から)
「これだけあったかくなると、いろいろ出かけたくなります/このハウスの中はちょっと暑いですね」
イチゴ狩りは5月ごろまで楽しめるということです。
■■シャボテン動物公園■■
暖かくなる中、動き始めたのは人間だけではありません
こちらは伊東市の伊豆シャボテン動物公園。
暖かい陽気で、動物たちの動きも活発になり観光客が動物たちと触れ合っていました。
観光客「あったかいです/かわいかったね」
観光客「みんな寝てますね 暖かくて/いっぱい静かな子がたくさんいた。 かわいかった」
そんな中、園は動物の赤ちゃんが次々と誕生し春のベビーラッシュを迎えています。
こちらは「ワオキツネザル」の赤ちゃん。
アフリカのマダガスカル南部に生息する白と黒の縞模様の長いしっぽと尖った顔が特徴のサルで母親ザルにしがみついてお乳を吸ったりと元気いっぱいです。
(伊豆シャボテン動物公園 飼育員・白井悠人さん)
「今しか見られない貴重な姿。ワオキツネザルの赤ちゃんもすぐ大きくなってしまうので是非会いに来てくれたら」
このほかにもジェフロイ・クモザルやパルマ・ワラビー、クロ・カンガルーにも赤ちゃんが誕生していて、動物の赤ちゃんのかわいらしい姿は4月頃まで楽しめるということです。
春の陽気は週末までの予想で、週明けは前線や低気圧の影響により、天気が下り坂になる見込みで気温の変化に注意が必要です。
2025.02.28