再審=やり直しの裁判で無罪が確定した袴田巌さんが、無罪確定後、初の誕生日を迎えました。また再審法改正を求める動きも出ています。
(パーティー参加者)
「ハッピーバースデー」
3月10日、89歳の誕生日を迎え、浜松市内の自宅で支援者から花束やプレゼントを受け取った袴田巌さん。無罪確定を祝って贈られたダルマに目を書き入れました。
(姉 袴田ひで子さん)「いくつになったの?」
(袴田巌さん)「まあ23~24歳かな」
長年の拘束で意思疎通が難しい状態が続く袴田さん。拘置所でカトリックの洗礼を受けていますが、2月、ローマ教皇の意向を受けた祝福の手紙と教皇の紋章が入ったロザリオが届けられたということです。
(姉・ひで子さん)
「いろいろ心配しなくていいからね。気楽なもんですよ。本人も無罪になったことを分かっているからね。たぶんね。100歳まで生きてもらいたいと思いますよ。」
一方、県弁護士会の梅田欣一会長らは鈴木知事と面会し、再審法改正を求める署名への協力を要請しました。県内35市町全ての市長・町長がすでに署名していて、梅田会長らによりますと、鈴木知事は「適切に対応します」と話したということです。
2025.03.10