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静岡第一テレビ放送番組審議会「放送番組審議会だより」を掲載
静岡第一テレビが放送する番組の向上改善と適正を図る為、放送番組等の審議を行うことを目的とする、放送法に基づく審議機関です。
審議会は、識者8人によって構成され、年10回(1・8月を除く毎月)開催されます。「審議会だより」では、最新の審議会の概要をお伝えしています。
※2024年4月~2024年9月における放送番組種別および種別放送時間・CM放送時間量
2025年03月13日
静岡第一テレビが放送する番組の向上改善と適正を図る為、放送番組等の審議を行うことを目的とする、放送法に基づく審議機関です。
審議会は、識者8人によって構成され、年10回(1・8月を除く毎月)開催されます。「審議会だより」では、最新の審議会の概要をお伝えしています。
※2024年4月~2024年9月における放送番組種別および種別放送時間・CM放送時間量
2025年03月13日
第427回放送番組審議会だより
1.開催月日 2025年3月12日(水)
2.開催場所 静岡第一テレビ(静岡市)
3.出席者 委員6名出席(出席委員氏名 敬称略)
江藤 秀一(委員長)、石井潔(副委員長)
西村等、嶋田麗子、小川翼、近藤雅文
網代夏奈、橋本真典(文書による感想)
4.議 題
『ナゾの扉を開けてみた 静岡横丁ものがたり』
2025年2月28日(金) 午後7時~7時56分放送
5.概 要
はじめに「視聴率調査の結果」「視聴者の声」等について報告が行われた。その後、議題番組について審議が行われた。
ディープな日本を体感できる、と海外の方の注目も集めている「横丁」。しかし、外観からは何の店なのかわからない、看板もない、そんな入りづらい店の「ナゾの扉」を、勇気を出して開けてみて…そこにあった新発見と人情の物語をお届けしました。
主な意見
・司会者、現地のリポーターがどのような店なのか想像しながらのコメントは、視聴者も一緒に楽しめる演出だった。また横丁の成り立ちや由来の紹介などで、地元をよく知ることができ勉強になった。従来の横丁のイメージが変わるような店も紹介されていて良かったと思う。
・入りづらい、にスポットを当てたのは面白い。入るにあたり心配な「値段」表記があることや、店主の「女性ひとりでも大丈夫」というコメントは安心材料になっていると思った。取材お断り、の店を取材するまでの裏話、苦労話が伝わってきて、より興味を持たせてくれた。
・金曜夜、週末のリラックスした時間の放送ということで、安心して見られる番組だった。自宅近所にある店も紹介されていたが、映像を通して見るとリアル以上に多くのものが伝わってきて、テレビの力を感じた。スタジオでの司会者の、コメントが聞こえない「口パク」部分は見ていてやや気になった。
・番組進行のテンポ、情報量、笑えるところや人情話など、静岡の素顔や魅力が伝わってくる番組だった。現地リポーターのふたりは横丁に合わないのでは?と思ったが、横丁に慣れた人とは違った絶妙の出演者だった。横丁は静岡の文化だなと感じたので、その文化をつないでいく意味でも第2弾の放送もお願いしたい。
・常連さん中心の店の経営は成り立つのか以前から疑問に思っていたが、店と客同士のつながりが描かれていてそれもあり成立しているのかと新鮮な発見があった。赤い扉の店のように取材拒否だった店は、取材されることにより混み合って常連が入りにくくなるなどの難しさがあるのではないかと思いながら見ていた。
・登場する店主の魅力が映像から十分伝わってきて、こんな人たちの店なら行ってみたいと思った。もし店主が名言のようなことを語るシーンがあればもっと良かった。自分では踏み入れにくい、でも身近にあってハードルが高すぎない世界を見せてくれた良い番組だった。
・最後まで一気に見ることが出来た非常に面白い番組だった。思い出の古い写真や浜口さんの五輪の際の映像など、取材力・演出力などを感じた。シリーズ番組として県内の横丁を少しずつ紹介する企画も面白いのでは。配信での展開など様々な面で、これからの可能性を感じさせる番組だった。
・楽しい良い番組だった。難しいかもしれないが、スタジオの司会者と現地リポーターのあいだで会話のかけあい場面ができればもっとリアル感が出たかと思う。委員各位と違い、飲酒しない人たちが番組を見たらどんな感想を持っただろうかと思った。
意見の公表:
①読売新聞(静岡県内版)紙上にて公表
掲載日:2025年3月13日(木)
②自社制作番組:「ふれあい・てれび」
放送日:2025年4月13日(日)午前6時~6時15分予定
③自社ホームページに掲載
URL https://www.tv-sdt.co.jp/
④議事録の備え置き
本社 静岡市駿河区中原563番地
2025年03月13日
第426回放送番組審議会だより
1.開催月日 2025年2月19日(水)
2.開催場所 静岡第一テレビ(静岡市)
3.出席者 委員6名出席(出席委員氏名 敬称略)
江藤 秀一(委員長)、石井潔(副委員長)
橋本真典、嶋田麗子、小川翼、近藤雅文
西村等、網代夏奈(文書による感想)
4.議 題
『every.しずおか年末SP 2024』
2024年12月27日(金) 午後4時45分~7時放送
5.概 要
はじめに「視聴率調査の結果」「視聴者の声」等について報告が行われた。その後、議題番組について審議が行われた。
まさに激変、激動だった2024年の静岡県。その1年のニュースを振り返る番組です。さらにその中でも注目された話題について、一歩踏み込んで取材。静岡が抱える課題の真相に迫りました。また視聴者の皆さんにアンケートを実施し、県民が考えている生の声や、年末の賑わう場所に生中継も。未来への希望が持てる番組、明るい気持ちで新年を迎えられる番組としました。
主な意見
・全体の流れにまとまりを欠いていると感じた。番組の冒頭に、各内容や見どころを紹介する目次のようなものがあればスッと内容に入れたのにと思う。2930人分のデータを客観的に見せたほうがさらに良い内容になったのではないか。
・前向きになれるようなコンテンツもあり、新年に向けて気持ち新たに、という感じが伝わってきた。リニア新幹線については、番組を通して見てみると県民の不安ごとや疑問がまだまだ多いことがわかり、番組での丁寧な解説によって、より理解が深まったのではないか。
・スタジオに津川祥吾氏がアンカーとしていたことから、政治面についてもっと突っ込んだコメントが欲しかったと思う。被災地のその後についての取材は、災害報道したら終わり、ではないという取材姿勢であり、局の良い所として今後も継続していって欲しい。
・アンケートについては、円グラフを使用するなどわかりやすく、取り上げた意見も的確だった。統計的な信用感もあった。リニアの企画は乗車した感想などがよく伝わってきた。今までリニアについてネガティブなイメージもあったが、今後の動向に関心を持てるような内容となっていたと思う。
・南海トラフ臨時情報による影響がこんなに大きなものなのだと初めて知った。地震に関心が高い静岡なので今後も追い続けて欲しいと思う。浜松のスーパーマーケットの中継は、浜松らしいライフスタイルが伝わったと感じながら見た。
・新知事に対して評価する、というアンケート結果が思ったより低い数値で、理由など詳しく取り上げてもらえると、これからの県政を見る上で県民にとって参考になったのではないかと思う。リニアや大井川鉄道の取材も、現地に出向き取材し飽きさせない工夫がされていると感じた。
・リニア取材はいままで見られなかった部分を見ることができ、未来への期待値が高まった。普段ニュースはネット上で見ることが多くなっているが、やはりテレビで見ることにより知ることができる事は多い、と感じた番組だった。
・県知事交代についてのアンケート結果は、当時の世論の盛り上がりとは異なる意外な数値で驚いた。袴田巌さんへの直接取材には、インタビュアーのコメントに暖かさが感じられた。大井川鉄道不通区間の取材では、同社鳥塚社長のコメントに新年に向けての力強いメッセージを感じた。
意見の公表:
①読売新聞(静岡県内版)紙上にて公表
掲載日:2025年2月20日(木)
②自社制作番組:「ふれあい・てれび」
放送日:2025年3月9日(日)午前6時~6時15分予定
③自社ホームページに掲載
URL https://www.tv-sdt.co.jp/
④議事録の備え置き
本社 静岡市駿河区中原563番地
2025年02月21日
第425回放送番組審議会だより
1.開催月日 2024年12月11日(水)
2.開催場所 ホテルアソシア静岡(静岡市)
3.出席者 委員8名出席(出席委員氏名 敬称略)
江藤 秀一(委員長)、石井潔(副委員長)
西村等、網代夏奈、橋本真典、嶋田麗子、小川翼、近藤雅文
4.議 題
『まるごと30th SP』
2024年11月29日(金) 午後6時15分~7時56分放送
5.概 要
はじめに「視聴率調査の結果」「視聴者の声」等について報告が行われた。その後、議題番組について審議が行われた。
今年10月、番組スタートから30周年を迎えた夕方情報バラエティー「まるごと」。この秋、展開してきた30周年キャンペーンの総決算となる今回の特別番組は、時間を延長してゴールデンタイムまで放送。豪華レギュラー出演陣やスペシャルゲストが、感謝の気持ちとともに賑やかにお送りしました。
主な意見
・「久保バスツアー」は大宴会など、こんな団体旅行があったな、と懐かしい気持ちで見た。混浴入浴シーンはいまの時代は無しなのではないか。楽しく見させていただいたが、少しコーナー数が多かったと感じた。
・バランスよくいろいろな年齢層の視聴者をひきつける出演者、内容となっていた。久保ひとみさんの、捨て身のエンターティナー性に、普段の司会者以上の魅力を感じた。スタジオに観客がいることで雰囲気も良かったが、番組最後に客との交流があるとより良かったのではないか。
・30周年スペシャルということで豪華な内容となっていたと思う。カンニングペーパーを持つスタッフの映り込みが見えて、言わされている、とわかり冷めてしまった。同じような感じで作られたコーナーが連続したところでは、ちょっと疲れたな、普段ならチャンネルを変えてしまったな、と思った。
・カヌレを食べるシーンでのリアルな音は食欲をそそる良い映像だったと思う。気になったのは「ペコリーノ」で、取材対象者に「関取」と声がけしていたが、関取とは十両以上の力士に使う言葉なのではないか。30周年の特番なので、30周年を感じることができる何かがあるともっと良かったのではと思う。
・地元ならではのスポット、地元の人が出てきたところは地元局制作のこの番組の強みだと思った。お風呂のシーンは旅館の良い施設だったが、あれは視聴者に何を訴えたかったのか。テレビには映像の力がある、と思っているが、映像がある故にその力に甘えているところがあったのではないか。
・出演者、スタッフが楽しんで制作している空気が伝わってきた。バスツアーの客が大爆笑している姿は、番組が視聴者に愛されている証拠だと感じた。高校生吹奏楽部の企画でうるっとくる感じ、錦鯉、鬼越トマホークの企画へと一気に畳みかける展開は、バラエティー番組好きとしては満足する内容だった。
・全体にちょっと盛りだくさんすぎる感があった。バスツアーでの宴会芸は久しぶりに見る80年代の光景のようだった。高校生吹奏楽部の企画は、すれたことがない、高校生たちの素直さが印象に残った。
・30周年記念ということで確かに豪華な内容で、それぞれの企画を楽しんで見ることができた。各チャンネルでニュースをやっている時間に、他ではやっていないバラエティーを放送する方針。今後も新しいこと、楽しいことを紹介することを続けていってほしい。
意見の公表:
①読売新聞(静岡県内版)紙上にて公表
掲載日:2024年12月12日(木)
②ニュース番組で概要を放送
放送日:2023年12月12日(木)「NNNストレイトニュース」
③自社ホームページに掲載
URL http://www.tv-sdt.co.jp/
④議事録の備え置き
本社 静岡市駿河区中原563番地
2024年12月13日
「第424回放送番組審議会だより」
1.開催月日 2024年11月20日(水)
2.開催場所 静岡第一テレビ
3.出席者 委員7名出席(出席委員氏名 敬称略)
江藤 秀一(委員長)、石井 潔(副委員長)
西村 等、橋本 真典、嶋田 麗子、小川 翼、近藤 雅文
網代 夏奈(※文書による意見)
4.議 題 『天神屋Presents 密着!大相撲静岡場所』
2024年11月2日(土) 午後4時30分~午後5時放送
5.概 要
はじめに「視聴率調査の結果」「視聴者の声」等について報告が行われた。
その後、議題番組について審議、最後に「番組種別報告」が行われた。
5年ぶりに静岡市で開催された「大相撲静岡場所」巡業に番組が密着!相撲が大好きという通称「スー女」こと山根千佳さんが舞台裏へ。
その魅力や楽しみ方、知られざる土俵の作り方やちびっこ相撲など、本場所では見られない静岡場所の様子をお伝えしました
主な意見
・土曜日夕方にリラックスして楽しめた番組だった。オーソドックスな作りだが、へぇと思えるような知識がちりばめられていて良いアクセントとなっていた。スー女の山根千佳さんは落ち着いたいいナビゲーターだった。
・「巡業を見に行きたいな」と思わせる、巡業の楽しさにフォーカスした内容だと思った。一方「相撲=興行」という印象を視聴者に与えてしまうことで、スポーツ・相撲道として取り組んでいる力士にはちょっと申し訳ないな…とも思った。
・相撲にあまり関心のない人でも楽しく見ることができる構成となっていた。地元力士、地元の子どもたちが登場するなど、温かいトーンで見られる番組だった。さらに静岡おでんや静岡の地名が出てくることで、地元の魅力を改めて感じる良い機会となったのではないか。
・土俵の作り方などいろいろなトピックが取り上げられ、飽きない内容となっていたし、どこかで披露したくなるような知識を得られ、お得感がある番組だった。実際に巡業を見に行って確かめたいと思わせるような場面もあった。
・力士が静岡おでんを食べている様子など、本場所では見られないような素の姿が映し出され、巡業の楽しさが感じられた。昔の力士と異なり、いまの力士はコメントもはきはきしていて、時代の流れを感じた。また、本場所の緊張感なども紹介すると、ぴりっと引き締まったのではないか。
・巡業に焦点を当てた番組は見たことがないので、多くの視聴者に新鮮に映ったのではないか。リポーターの山根さんは相撲愛にあふれていて大変良いと思った。初めて知ること、多くの人の関心があることが取り上げられていたと思う。
・最近見た情報番組の中で一番面白かったと思う。わかりやすく、相撲ファンならではの注目ポイントを教えてくれた山根さんのキャスティングは素晴らしかった。子ども力士に稽古をつけてくれる場面は、ほっこりしながら夢が描ける内容で良かった。
・豆知識をたくさん得ることができる番組だった。30分と限られた時間の放送だが、取組以外の部分ももっと紹介することで、相撲ファンも増えていくのではないか。今回のように、定番のサッカー以外のスポーツも取り上げることで、スポーツ観戦の面白さや興味をもってもらえる、そんな番組作りを楽しみにしている。
意見の公表:
①読売新聞(静岡県内版)紙上にて公表
掲載日:2024年11月21日(木)
②自社制作番組:「ふれあい・てれび」
放送日:2024年12月8日(日)午前6時~6時15分予定
③自社ホームページに掲載
URL https://www.tv-sdt.co.jp/
④議事録の備え置き
本社 静岡市駿河区中原563番地
2024年4月~2024年9月の放送結果を以下によりご覧いただけます。
▽2024年4月~2024年9月における放送番組種別および種別放送時間・CM放送時間量
├◆2024年4月第3週番組種別一覧
├◆2024年5月第3週番組種別一覧
├◆2024年6月第3週番組種別一覧
├◆2024年7月第3週番組種別一覧
├◆2024年8月第3週番組種別一覧
├◆2024年9月第3週番組種別一覧
├◆2024年4月~2024年9月種別時間およびCM放送時間量
└◆2024年10月期基本番組表
※◆放送番組の種別の基準
2024年11月20日
「第423回放送番組審議会だより」
1.開催月日 2024年10月16日(水)
2.開催場所 静岡第一テレビ
3.出席者 委員7名出席(出席委員氏名 敬称略)
江藤 秀一(委員長)、石井 潔(副委員長)
網代 夏奈、橋本 真典、嶋田 麗子、小川 翼、近藤 雅文
西村 等(※文書による意見)
4.議 題 『24時間テレビ47 静岡PART.1~3』
2024年9月1日(日)放送
5.概 要
はじめに新委員(近藤雅文氏)の紹介が行われ、つづいて「視聴率調査の結果」「視聴者の声」等について報告が行われた。
その後、議題番組について審議が行われた。
今回で47回目となる「24時間テレビ」。今年のテーマは『愛は地球を救うのか?』。これまでの活動を問い直し、番組のあり方、
チャリテイーのあり方を改めて見直す、大きな転換点を迎える回となりました。静岡からは、苦難に向き合いながらも前を向き進む人、
だれかのために動き続ける人、そんな皆さんの姿を取材しお届けしました。
主な意見
・乗り越えようとする、挑戦するなど、救いになる映像が多く、内容も充実していた。難病の料理人・鈴木さんの話は、親と常に一緒にいるのはつらい、でも感謝している、申し訳ない、という成人した人の複雑な心情がよく伝わる、心にせまるインタビューだった。
・1年に一回、色々なことを考える貴重な番組だと思っている。ウガンダのバッグ工房を立ち上げた仲本さんの活動は、仕事を与えるだけでなくその人の技術を引き出していくという、社会に対してのメッセージとして意味があることなのではないかと思った。
・今年はキャッシュレス募金の案内が多くいいな、と思った。CM中でも寄付金の用途が紹介され、役立っていることが実感できた。yosuさんの話でのよしお兄さん(小林よしひささん)の「障害を知っておかないと治療法も発達していかない」というコメントは、バラエティー系ゲストの中でバランスのとれた言葉だった。
・難病の息子と闘う加納選手の話は、両親が息子を見守る様子を見るたびグっときてしまった。笑顔を忘れない家族の姿は見終わったあとに爽快感があった。全体の内容が一昔前のお涙頂戴型から、ハッピーエンド追求型に変わってきたことで、また来年も見たくなる気持ちになったと思う。
・感動を伝えるためにと過剰演出になりがちな番組だが、今回は抑制がきいた内容となっていた。栗農家の松尾さんなどの主人公に共通しているのは、何かに挑戦しているということ。愛と挑戦を結び付けた内容は、視聴者にも勇気や優しさをもたらしたのではないか。
・難病の料理人の話で、機械を付けているあいだのルールなど新しく学ぶところもあった。事前取材のなかですでにコメントし編集もされまとめてある後で、生のスタジオでコメントを求めるのは、素人の方にはハードルが高いことなのではないか。
・栗農家の松尾さんで紹介された「遠州和栗プロジェクト」が、このような広域の活動をしているとは驚きだった。能登を離れることを決意した一方、静岡で能登栗を残していく決意をした松尾さんの前向きな姿に感銘を受けた。
・爽快感、辛さを感じさせない作りは、見て満足感があった。「愛は地球を救うのか?」のテーマの通り、親子の愛、絆の底力などが人を救う、という一貫した内容となっていた。マンネリともいわれることがある番組だが、今回のような内容ならば今後も、他の番組で少しずつ紹介を続けるのも良いのではないだろうか。
意見の公表:
①読売新聞(静岡県内版)紙上にて公表
掲載日:2024年10月17日(木)
②自社制作番組:「ふれあい・てれび」
放送日:2024年11月10日(日)午前6時~6時15分予定
③自社ホームページに掲載
URL https://www.tv-sdt.co.jp/
④議事録の備え置き
本社 静岡市駿河区中原563番地
2024年10月21日
「第422回放送番組審議会だより」
1.開催月日 2024年9月18日(水)
2.開催場所 静岡第一テレビ
3.出席者 委員7名出席(出席委員氏名 敬称略)
江藤 秀一(委員長)、石井 潔(副委員長)
西村 等、大脇 順実、橋本 真典、嶋田 麗子、小川 翼
網代 夏奈(※文書による意見)
4.議 題 『新ニッポン観光!ウハウハ新名所の仕掛け人』
2024年8月3日(土) 15:00~15:55放送
5.概 要
はじめに「視聴率調査の結果」「視聴者の声」等について報告が行われた。
その後、議題番組について審議が行われた。
いまニッポンは空前のインバウンドブーム!全国各地には外国人の観光客の姿が。そんなニッポン観光が実は、大きく様変わりしていました。外国人が殺到する、まさかの新名所。そしてそこには、ニッポン観光の仕掛け人が!果たして彼らはどんな方法で、外国人観光客の心をつかんでいるのでしょうか?
主な意見
・家族や友人とわいわい楽しみながら見られる、いいバラエティー番組に仕上がっていた。仕掛け人たちがチャンスをつかんだ、そのヒントなどを入れてもらえると、さらに面白くなったのではないか。
・普段する「観光」とは別の視点でみることができたのが面白かった。静岡は魅力あるところが多いのにPRが苦手…と言われるが、静岡だけでこのような番組ができる日が来るといいな、とも思った。
・各、仕掛人の「実行する力」には素直に尊敬。清水のプライベートツアーの話題は文化交流の面もあり、良かったのではないか。全体に話題が数多く詰め込まれていて、テレビというより動画がひしめいている、動画配信を見ている感覚だった。
・出演者の配置が良かったと思うし、コメントも的確。王林さんのリアクションも自然体だった。8つのトピックがランダムに紹介されていたので、何らかのカテゴリー分けをしたら良かったのではないか。
・最近、テッパンの観光地ではなくあまり知られていないものを、と言われることも多く、今回紹介されたコンテンツはとても勉強になった。このような仕掛け人が静岡にもどんどん出てきてほしいと思った。
・外国人観光客が増えたとは感じるが、こんなにインバウンド対応がされているとは大変新鮮だった。一方、清水の豪華客船対応や身延の宿坊の話題は、自分に身近に感じ印象的な内容だった。
・静岡の観光タクシーの話題は、静岡で働いている私たちも富士山を題材に何か仕掛けることができるのでは?と心をくすぐる内容だったと思う。楽しく、景気よく知ることができる楽しい番組だった。
・SNSなどの使い方が今後は観光だけでなく世の中全体を変えていくのでは?これからは人も減り資源もない日本でどのように経済を進めていくのか?など、旅番組のようで色々なことを考えさせてくれる、良い番組だった。
意見の公表:
①読売新聞(静岡県内版)紙上にて公表
掲載日:2024年9月19日(木)
②自社制作番組:「ふれあい・てれび」
放送日:2024年10月13日(日)午前6時~6時15分予定
③自社ホームページに掲載
URL https://www.tv-sdt.co.jp/
④議事録の備え置き
本社 静岡市駿河区中原563番地
2024年09月24日
「第421回放送番組審議会だより」
1.開催月日 2024年7月17日(水)
2.開催場所 静岡第一テレビ
3.出席者 委員7名出席(出席委員氏名 敬称略)
江藤 秀一(委員長)、石井 潔(副委員長)
西村 等、網代 夏奈、橋本 真典、嶋田 麗子、小川 翼
大脇 順実(文書での感想)
4.議 題 『NNNドキュメント 塀の外の死刑囚゛袴田事件゛58年後の再審裁判』
2024年6月9日(日) 深夜0:55~1:25放送分
5.概 要
はじめに「視聴率調査の結果」「視聴者の声」等について報告が行われた。
その後、議題番組について審議が行われた。
1966年・当時の清水市で一家4人が殺害された事件。自白ののち死刑判決を受けた袴田巌さんは10年前に釈放され、再審裁判が去年から始まっている。事件から1年以上を経て味噌タンクから発見されたという、血の付いた衣類を東京高裁は、捏造の可能性を指摘している。まもなく判決となる再審裁判の行方は。
主な意見
・再審判決前のこの時期に新事実や経緯の説明は非常にわかりやすかったが、一方で裁判制度などに詳しくない人にとっては内容が理解しづらいところもあった。また、これだけ時間がかかってしまったことや、法制度の問題などは、判決前の今であってももう少し突っ込んだ説明があってもよかったのではないかと思う。
・この長期間にわたる事件を、30分という短い時間で全体像が理解できるように、よく構成されていたと思う。判決が近く予定されているという時期にふさわしい内容だった。また授業等でも見られる長さの番組なので、法教育として子どもたちに見せるのにも良い内容だったのではないか。
・事件についてこれまで深く知ることはなかったのだが、再審への道がとても大変、ということを、他局のドラマで見たうえで今回知ったので、理解を深めることができた。静岡地裁という身近な場所でこの事件を取り扱っていたということで、県民としても事件についてもっと知る必要があると思った。
・事件について問題点が整理されていないなか、えん罪の可能性が問題なのか、司法制度が問題なのか、焦点がぼけてしまった点は否めない。番組冒頭で問題を列挙するようなものがあれば、番組制作の意図がよく伝わったのではないかと感じた。やはり番組が一時間あっても足りないような内容だった。
・単純な時系列で進行するのではなく、視聴者が理解しやすいような流れで作られているのがとても良かった。視聴者が改めて情報を整理するのに役立ったのではないか。一方ナレーションが多いつくりだったが、視聴者に考える「間」、感じる「間」を与えないようなことになっていたのでは、と感じた。
・58年間を26分間にまとめるのは、その時間で全てを把握するのは難しいが、取り調べの可視化、証拠開示の重要性など、ポイントを押さえることに重点を置いているのかな、と思った。ビートルズ来日中の事件、という導入部は、ここまでの時間経過を改めて知る良い出だしだったと感じた。
・再審の構造的な問題点については、なぜ10年もかかってしまったのかということも含めて、もう少し解説も加えてもらえるとわかりやすくなるのではないかと感じた。
・これまでのことがとてもわかりやすくまとめられていると思った。一方で後半部分は、限られた放送時間で、駆け足でまとめたようなところもあり、いまひとつ視点が定まっていないようにも感じた。また使用している写真や記事などの出どころ、情報源を掲載しておくと良いと思った。
意見の公表:
①読売新聞(静岡県内版)紙上にて公表
掲載日:2024年7月18日(木)
②自社制作番組:「ふれあい・てれび」
放送日:2024年8月11日(日)午前6時~6時15分予定
③自社ホームページに掲載
URL https://www.tv-sdt.co.jp/
④議事録の備え置き
本社 静岡市駿河区中原563番地
2024年07月18日
「第420回放送番組審議会だより」
1.開催月日 2024年6月19日(水)
2.開催場所 静岡第一テレビ
3.出席者 委員7名出席(出席委員氏名 敬称略)
江藤 秀一(委員長)、石井 潔(副委員長)
西村 等、大脇順実、橋本 真典、嶋田 麗子、小川 翼
網代 夏奈(文書での感想)
4.議 題 『every.しずおか』
2024年6月3日(月) 16:45~17:53放送分
5.概 要
はじめに静岡第一テレビ赤座社長の挨拶があり、
「視聴率調査の結果」「視聴者の声」等について報告が行われた。
その後、議題番組について審議が行われた。
「今、起きている」「今、知りたい」静岡の出来事を詳しくお伝えしている、68分間の生放送。
天気予報からスポーツ、街の話題まで内容盛りだくさんでお届けしています。
さらに、アンカー津川祥吾さんとコメンテーター陣が、ニュースをわかりやすく解説。
6月3日の放送では鈴木知事に津川氏が、鋭く迫りました。
主な意見
・アンカー津川さんによる鈴木知事のインタビューは、鋭いところを聞いているなと感じた。また知事も率直に言い繕うことなく答えていて、それを引き出せるのも旧知の間柄の津川さんだからこそと思った。
・良し悪しが分かれるところかと思うが、津川さんが鈴木知事に対し「タメ口」っぽいところが、一線をちょっと越えてしまっているな、親しき中にも礼儀あり、という形でやって欲しかった。
・選挙期間中の公約はしっかり守ってよ、というスタンスのもとでの津川さんのインタビューは良かったと思う。質問に対し知事が動揺する様子もあったので、見ていた県民もこれからしっかりウォッチしていかなくては、と思ったのではないか。
・定額減税の説明はとてもわかりやすかった。鳥海高太朗さんの経営者、経理担当者としての発言がとても参考になった。鳥海さんは個性もあって話の内容もおもしろく、もっと話を聞いてみたいと思う。
・物価上昇と定額減税について、津川さんからの「消費税の減税もいい」という発言など、報道番組でも別のやり方、考え方を提起していくことも必要だと思う。また県内のニュースは早い時間に放送して欲しい。
・知事へのインタビューは痛いところを遠慮なく突いた良い企画だった。鈴木知事は前のめりの西部気質の方と思うので、これから東部中部西部のカルチャーを考慮しながら県政を運用するのは大変なのだろうなと感じた。
・質問に対する知事の答えは結構不安になる、ちょっと適当な人だな、と思った。津川さんがその隙をつくようなインタビューになっていて良かった。県総体男子サッカーなど、夕方ニュースで高校生の活躍が見られるのはうれしい、県民の希望だなと思った。
・以前夕方6時台に放送していたころは仕事から戻って見る、というライフスタイルだったが、今回改めて見て、情報番組の「まるごと」に近づいてきているのではないか、と感じた。ニュース番組との境目が薄れてきたのではないか。各局ニュースを放送するなかで、どう差別化していくか、も課題だと思う。
意見の公表:
①読売新聞(静岡県内版)紙上にて公表
掲載日:2024年6月20日(木)
②自社制作番組:「ふれあい・てれび」
放送日:2024年7月14日(日)午前6時~6時15分予定
③自社ホームページに掲載
URL https://www.tv-sdt.co.jp/
④議事録の備え置き
本社 静岡市駿河区中原563番地
2024年06月24日
「第419回放送番組審議会だより」
1.開催月日 2024年5月22日(水)
2.開催場所 静岡第一テレビ
3.出席者 委員7名出席(出席委員氏名 敬称略)
江藤 秀一(委員長)、石井潔(副委員長)
西村 等、網代 夏奈、橋本 真典、向井 太、嶋田 麗子
欠席 大脇 順実(文書での感想)
4.議 題 『梅沢ツアーズ』
2024年3月31日(日)午後1時~1時55分放送
5.概 要
はじめに静岡第一テレビ赤座社長の挨拶があり、
「番組種別放送時間」「視聴率調査の結果」「視聴者の声」等について報告が行われた。
その後、議題番組について審議が行われた。
梅沢富美男ならでは!ワンランク上の静岡旅!大御所芸能人ならではの「極上旅」を番組が考案!
梅沢富美男さん、王林さんの2人の人気タレントを、静岡代表の久保ひとみさんがご案内しました。
キーワードは「きょうは梅沢さんなので特別に・・・」
知られざる静岡の魅力を詰め込んだ、極上の梅沢ツアーズ静岡スペシャルをお届けしました。
主な意見
・昨今大げさな食リポがみられるなか、出演の3人が会話を楽しみながらの自然体で好印象だった。ぜひ静岡版の続編をやって頂きたい。
・有名どころだけでなく、知る人ぞ知るような場所も紹介しており、全体としてバランスが良かった。座禅の感想は難しいと思うが、王林さんのコメント「無になるって怖い」は自然で飾り気のないコメントだったと思う。
・紹介先が、一部を除いて想定できる場所だったので弱さを感じた。梅沢さんの、久保さんに対しての当たりが強く、久保さんのキャラクターも出ていなかったと感じた。王林さんはコメント力もあり、頭の良い女性なんだなと思った。
・鮎の天ぷらを食べたときの梅沢さんの表情、それを捉えた映像表現はすごかった。一方、熱いのをこらえてコメントしている王林さんは応援したい気持ちになった。これぞ静岡第一テレビの情報バラエティーの王道、と感じる番組だった。
・訪問先も良かったが、車中や店内でのやりとりも面白かった。我々が背伸びすれば行けるような場所ではなく、著名人が特別な体験をするような内容にはやはり根強いニーズがあるのかな?と思う。
・当シリーズの前回の放送は女性タレントが騒がしく入り込めないところがあったが、王林さんは落ち着いていて、このようなタイプの人をぜひ積極的に使っていただきたい。全体に、抵抗なく見させていただいた。
・作っていただいた物をすぐ口にする姿が、作り手に対してのリスペクトを感じた。座禅体験のところでもしっかりした座り姿で取り組まれるタレントさんの姿がすごく良いなと思った。
・ランク上の特別な場所と私たちでも行けそうな場所が両方紹介され、良い番組だと感じた。また、移動の車内のやりとりやエピソードが面白かった。次回、梅沢さんがどなたと旅するのか楽しみ。
意見の公表:
①読売新聞(静岡県内版)紙上にて公表
掲載日:2024年5月23日(木)
②自社制作番組:「ふれあい・てれび」
放送日:2024年6月9日(日)午前6時~6時15分予定
③自社ホームページに掲載
URL https://www.tv-sdt.co.jp/
④議事録の備え置き
本社 静岡市駿河区中原563番地
2023年10月~2024年3月の放送結果を以下によりご覧いただけます。
▽2023年10月~2024年3月における放送番組種別および種別放送時間・CM放送時間量
├◆2023年10月第3週番組種別一覧
├◆2023年11月第3週番組種別一覧
├◆2023年12月第3週番組種別一覧
├◆2024年1月第3週番組種別一覧
├◆2024年2月第3週番組種別一覧
├◆2024年3月第3週番組種別一覧
├◆2023年10月~2024年3月種別時間およびCM放送時間量
└◆2024年4月期基本番組表
※◆放送番組の種別の基準
2024年05月23日
「第418回放送番組審議会だより」
1.開催月日 2024年4月17日(水)
2.開催場所 静岡第一テレビ
3.出席者 委員7名出席(出席委員氏名 敬称略)
江藤 秀一(委員長)、石井 潔(副委員長)
大脇 順実、網代 夏奈、橋本 真典、向井 太、嶋田 麗子
西村 等※文書による感想
4.議 題
『KING KAZU-レジェンドの現在地-』
2024年3月10日(土)午後1時~1時55分放送
5.概 要
はじめに静岡第一テレビ赤座社長の挨拶があり、「静岡第一テレビ番組基準改正」「視聴率調査の結果」「視聴者の声」等について報告が行われた。その後、議題番組について審議が行われた。
KING KAZUこと三浦知良選手。これまで数々の栄光をつかんできたサッカー界のレジェンドは今、ポルトガル2部リーグでストイックな生活を送りながら懸命にボールを追いかけている。盟友である元日本代表・北澤豪が現地で密着取材を敢行。カズが今、何を考え、何を目指しているのか…全てを聞き出す。さらに中山雅史、小野伸二が知られざる”カズ伝説”を語る。これまで見たことのない”レジェンドのリアル”が明らかになる。
主な意見
・サッカーがマイナーからメジャーに変わっていく過程のシンボルがカズさん。時代の生き証人をうまく見せていた。ドーハの悲劇についてなど、しみじみ語る姿はあまり見たことがないと思う。静岡第一テレビにはどこまでもカズさんを追いかけて欲しい。
・触れちゃいけない、訊きづらい、という質問に、これは北澤豪さんだから答えてくれたのかなと思いながら見た。カズさんの歴史は日本サッカーの歴史、と改めて感じた。普段は見られない姿、聞けない言葉など、ぐっとくる会話がたくさんあった。
・内容そのものに没入して見てしまった。言葉を引き出す凄み、発する言葉にキング・カズのプライドを感じた。開局45周年番組という気合が伝わってきた。
・アスリートがこんなに本音で語ってくれる番組はなかった。旧友の北澤さんだから実現したことだと思う。自分が感じる、北澤さんへの好感度も上がった。他人に勧めたい、と久々に思わせる番組だった。
・昨今、タイムパフォーマンスなどの考え方があるなかで、真逆の、愚直な感じが伝わってきて素直に感動した。同じく現役にこだわった中山雅史さんの言葉にも本音が出ていた。次回はこちらもレジェンドの中田英寿さんとの対談も見てみたいと感じた。
・三浦選手に対するイメージは「格好つけてるな」と感じていたが、それは彼がある程度意識してやっているということや、改めて日々の努力やサッカーに対する愛情なども出ていて、興味深く見せていただいた。
・ポルトガルのチームは華やかなものではなく、厳しい環境であることを初めて知り驚いた。本人のコメントも印象的。我々が知りたいこと、日ごろからの疑問をすっきりさせてくれる、大変面白く見られる番組だった。
・三浦知良という人の練習に対する執念、全力で試合に向かっていく、という姿勢がよくわかった。証言者のコメントに対しての反応もしっかり捉えられていた。見ていて番組の中に引き込まれていく、開局45周年にふさわしい番組だった。
意見の公表:
①読売新聞(静岡県内版)紙上にて公表
掲載日:2024年4月18日(木)
②自社制作番組:「ふれあい・てれび」
放送日:2024年5月12日(日)午前6時~6時15分予定
③自社ホームページに掲載
URL https://www.tv-sdt.co.jp/
④議事録の備え置き
本社 静岡市駿河区中原563番地
2024年04月18日
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