
静岡県東部の県立高校で、2年生1クラス分の1学期の成績が、2年生全員に閲覧できる状態となっていたことが分かりました。
教諭が誤ってアップロードしてしまったということです。
静岡県教育委員会によりますと、きのう昼過ぎ、この高校の教諭が2年生1クラス、35人分の1学期の各教科の評価や出席状況が示されたデータを、誤ってクラウドにアップロードしました。
5分ほど経ってデータを確認した生徒から学校に連絡があり、発覚したということです。
連絡を受けた学校がすぐにデータを削除したということですが、その間にデータ画面をコピーした生徒がSNSを通じて同じクラスの生徒にデータを広げ、流出していたことが分かりました。
データ流出の原因について県教委では、アップロードした教諭が成績一覧表のファイルに「模試年間スケジュール」というタイトルをつけて保存し、アップロードする際に内容を確認していなかったことを挙げています。
学校はきょう、関係する生徒、保護者に謝罪の通知を発出し、再発防止策として個人情報の取り扱いルールの順守を徹底するなどとしています。