静岡・富士市内でプロパンガスの訪問販売の際、重要事項を伝えなかったうえ、契約書を交付しなかったなどとして、会社役員の男2人が逮捕されました。
特定商取引法違反の疑いで逮捕されたのは、プロパンガス事業などを展開する焼津市の会社とその子会社の代表取締役の男と、子会社の取締役の男です。
警察によりますと、2人は、富士市の60代の女性宅でプロパンガスの訪問販売を行う際、法令で定められた内容が記載されていない書面を交付したうえ、クーリングオフについて説明せず、契約書を交付しなかった疑いがもたれています。
代表取締役を務める容疑者の男の会社は、プロパンガス事業で5つの業者に業務委託をしていて、顧客は約1万人いました。過去には、複数回、書類の不備などで行政指導を受けていたということです。
この事件を巡っては2024年、富士宮市でプロパンガスの訪問販売の際に虚偽の情報を伝えたなどとして、同容疑者の会社が業務委託をしていた代理店の男4人が1月に逮捕されています。
2025.02.05