先週の大寒波から一転、11日は春が来たかのような暖かい一日に。Daiichi-TV本社の「あたみ桜」も満開です!
春の便りが県内各地に届いています。伊豆の国市の江間地区では、菜の花が見頃を迎え訪れた人たちを楽しませています。
(観光客)
「ちょっと暖かくなってきたのでお外に出たいなと思って遊びに来ました」
気象台によりますと、11日の県内は川根本町で13℃、三島市と静岡市清水区で12.8℃、富士市で12.4℃など、ほとんどの地点で10度を超え、2月下旬から3月並みの暖かい一日となりました。
江間いちご狩りセンターではオープンの午前9時から多くの人が訪れ、賑わいを見せていました。
ビニールハウスの中は、厚着のままでは暑さを感じるほど。
観光客は、赤く大きく実ったイチゴを選んでおいしそうに頬張っていました。
(観光客)
「おいしいです フフフ」
Q:きょうは何個ぐらい食べましたか?
「数えてないですけど50個くらいいきたいですね」
(江間いちご狩り組合 石井正寿 組合長)
「寒いとイチゴの生育にも影響を及ぼします。ここからどんどんイチゴが生育して、早く赤くなってくれることを願っています」
イチゴ狩りは5月まで楽しめるということです。
(杉本汐音 記者)
「祝日ということもあり多くの人でにぎわう園内は、あたたかい日差しに包まれ、動物たちも活発に動きまわっています」
静岡市の日本平動物園では、最高気温12℃で青空が広がり、午前中から多くの人が訪れていました。
この暖かさは動物も待ち望んでいたようで、ゾウも器用に鼻を使って水遊びしたり、水を一気に流し込む姿に来園者も大興奮!
(来園者)
「おー水飲んだ!」「めっちゃのどかわいてたのかな」
一方温泉好きで知られるカピバラ。この日は湯船にはつからず足湯だけ、日差しの暖かさにうっとりしているようです。
(来園者)
「すごくあったかそうでかわいい」
日光浴を楽しむ動物も多く、ライオンやトラも日なたに出て日光浴。
このところの寒さを忘れるような暖かさに来園者は
(来園者)
「久しぶりにあったかくなったし、行ってみようかなということで」
「だいぶ暖かくなってきた」「部屋にこもるよりは外に出たほうが楽しい」
この暖かさは旬を迎える野菜にも影響が・・・。
浜松市中央区の農園では、このところの寒さで収穫が遅れていた新タマネギの収穫作業で朝から大忙しの様子。
約2.5haタールの畑でタマネギや落花生などを栽培するこちらの農園。
寒さの影響は大きいようで
(庄島農縁・庄島航 社長)
「寒さで玉ねぎの成長が揃ってなくて、大きいのを出荷するために探してる」
例年2月に新タマネギは出荷のピークを迎えるということですが、台風による大雨や猛暑で成長が遅れていて、さらに寒波による寒さで出荷が遅れているといいます。
また急な暖かさで、例年より2週間ほど遅い3月に出荷のピークを迎えるということです。
(庄島農縁・庄島航 社長)
「3月に一ぺんに大きくなってしまうので、それを採り遅れない様に採らなきゃいけないので、仕事が増えるだろうなと」
一方で、寒暖差によって新タマネギの味はおいしく仕上がったということです。
気象台の予報ではこの暖かさが来週初めごろまで続く見込みです。
2025.02.11