記録的な不漁により駿河湾特産「シラス」の水揚げ量が20年ぶりに過去最低となる見通しであることがわかりました。
静岡県の水産・海洋技術研究所によりますと、県内主要6港の2024年シーズンの水揚げ量は2024年12月末時点で2050トンとなりました。
年が明けた2025年1月の水揚げ量も少ないため、シーズンを通じた水揚げ量は20年ぶりに過去最低となる見通しです。
シラスの水揚げ量は、2015年の8549トンをピークに減少し続け2023年シーズンは2574トンまで減っています。
この“記録的不漁”について県の水産・海洋技術研究所は、親のカタクチイワシが減少したことや、黒潮から沿岸に潮が流れ込む状況が少なかったことが要因であると分析しています。
2025.01.23