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静岡・藤枝市に住む50代の女性が現金と電子マネー計80万円をだまし取られる架空料金請求詐欺事件がありました。
詐欺の被害にあったのは、藤枝市に住む契約社員で50代の女性です。警察によりますと、2月中旬、女性の携帯電話に、NTTファイナンスをかたる男から「契約料金が未納で30万円を払う必要がある、個人情報保護委員会から連絡がいく」と電話があり、同日、個人情報保護委員会をかたる男から「NTTに30万円、マイヤー、アトラスに合計50万円の未納代金がある。きょう中に支払わなければ裁判になる」と言われたということです。
これを信じた女性は、藤枝市内の金融機関のATMから、指定されたネット銀行口座に現金74万円を振り込んだほか、アップル社の電子マネー6万円分の利用番号を電話で伝え、現金と電子マネー計80万円をだましとられました。
女性は個人情報保護委員会をかたる男から「事務手数料を差し引いた分は返金がある」と言われたものの返金がなく不審に思い、15日、警察に相談し、詐欺に気付いたということです。警察は「『未納料金を払わないと、きょう中に裁判になる』は詐欺」と注意を呼びかけています。