週末、季節を先取りしたような春の陽気となった静岡県内。
例年より開花が遅れ、期間延長が決まった「河津桜まつり」。その会場で開催されていたのは「出張・輪島朝市」
能登半島地震からの復興を支援しようと輪島塗や魚介、乾物などが並びました。
(購入した人)
「美味しそうなので買いました。能登の復興のために」
この「出張・輪島朝市」は今週末にも開催される予定です。
観光客がカメラを向けていたのは…
東伊豆町の「素盞嗚神社」にお目見えした600体のひな人形。
神社から本殿までの118段の階段に飾られる“日本一のひな段飾り”です。
階段の両側に色鮮やかな「つるし飾り」も添えられた雛壇飾りは3月9日まで展示されます。
天気に恵まれた日本平動物園は多くの家族連れでにぎわいました。
温泉好きのカピバラには「用宗みなと温泉」の温泉をプレゼント!
この日は日差しが暖かいからか湯船には浸からず日光浴を楽しんでいました。
気温は15℃近くまで上がり、訪れた人もソフトクリームを食べていました。
16日はさらに気温が上がり春の陽気となった県内。
最高気温は稲取で16.1℃、三島で16℃と3月下旬から4月上旬並みの暖かさとなりました。
(市民)
「暑いです 季節間違えたかな/下にヒートテック着ているが着てこなければよかった」
駿府城公園にも多くの人出が
(小学4年生)「前より暑くなって公園で遊べるかなという感じ」
(父)「非常にあったかくなって過ごしやすい」
暖かさのピークを過ぎ17日朝は冷え込んだ県内。
それでも日中は日差しが届き気温が上がりました。
気象台によりますと、県内の最高気温は富士で17.1度清水で15.4度静岡で15.1度、などほとんどの地点で3月上旬から中旬並みの暖かい一日となりました。
梅まつりが開催中の熱海梅園。
園内には60品種469本の梅が植えられていて、2025年の梅は開花が遅れていましたが早咲き種を中心に見頃に入ってきました。
ポカポカ陽気の中、園内は羽織っていた上着を脱いで歩くたくさんの観光客で賑わい紅白の梅を楽しんでいました。
(群馬から来た家族)
「暖かい ちょうど過ごしやすいのでよかった/上着は持ってきたが脱いできた」
(東京から来た夫婦)
「(熱海梅園は)これで3回目/今までで一番開花状況のいいときにきたので最高にきょうは綺麗な日/ちょっと冬の格好で東京は朝寒かったので来たけど上着はいらないくらい」
梅まつりは3月2日まで開催されます。
浜松市のはままつフラワーパークではひとあし早く春を感じることができる早咲きの舘山寺桜を写真に収めようと訪れる人の姿も見られました。
(来園者)
「寒くなったりさらに緩んだりだんだん春っぽい感じになってきた/春が来る感じがしてうれしいですね」
また、園内にはチューリップや菜の花も咲いていて春の訪れを感じる光景が広がっています。
日本平の久能山東照宮は寒桜が見ごろを迎えていて写真を撮る観光客の姿が多く見られました。
(愛知からの観光客)
「入った時にきれいで早速写真を撮った/厚着してきたんですけどいらないくらい。あったかい。春って感じです」
また、この時季限定で御朱印も桜をモチーフにした特別仕様に!
17日、春を告げるお祭り「春季大祭」が行われ、およそ120人が参列しました。
参列者は徳川歴代将軍の具足(甲冑)が飾られた御社殿で五穀豊穣と世界の平和を祈願。
久能特産の「石垣いちご」が奉納されました。
その「石垣いちご」はいちご狩りシーズン真っ盛り!
(富山からの観光客)
「100個ぐらいです/甘い」
日あたりがいいビニールハウスの中は…
(千葉からの観光客)「めちゃめちゃ暑いですよ」
暑さを感じるほど。この寒暖差はイチゴにとっては欠かせないと言います。
(久能屋 川島さん)
「寒暖差はイチゴには重要なこと。夜間冷え込んで昼間暖かくなると甘いイチゴが出来上がっている」
すでに3月まで団体客を中心に多くの予約が入っているということです。
併設するいちごスイーツが味わえるカフェで観光客が手にしていたのは冷たいイチゴジュース。
(観光客)
「飲みたくなる気温で上着がいらないくらいで」
暖かい日が続き冷たいスイーツの売れ行きが好調だということです。
(久能屋・川島真由美さん)
「パフェを頼む人もいたが凍ったイチゴが入ったスイーツもたくさん売れた」
しかし、暖かい春の陽気も17日まで。
静岡県内には17日夜にかけ上空に強い寒気が入り込み、気温が急降下する予想で気象台は最新の気象情報に注意するよう呼び掛けています。
2025.02.17