2025.02.21

【解説】3連休を前に強烈寒波の見通し…県内への影響は?松浦悠真気象予報士が詳しく(静岡)

ニュース 22日からの3連休を前に、強烈寒波の見通しはどうか、静岡県内への影響は?松浦悠真気象予報士が詳しくお伝えします。

(新静岡セノバ前から中継・松浦 悠真 気象予報士)
この3連休にかけましても、寒波の影響が残りまして、静岡県内では厳しい寒さとなりそうです。

まずは、この土日の天気図から見ていきます。土曜日、日曜日、そしてその先、月曜日にかけましても、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となりまして、寒気が居座りやすい気圧配置となります。

その寒気の予想を見ていきますと、上空1500メートル付近でマイナス9度以下という非常に強い寒気が、3連休の最終日、月曜日にかけては居座る見込みとなっていまして、きょう21日と同様に、非常に厳しい寒さが続いていくということになりそうです。

予想最低気温を見ていきます。内陸部では氷点下となるところが多くなってきそうですし、また、平地でも、例えば沼津などでは、この3連休は3日ともマイナスの気温が予想されていまして、路面の凍結ですとか、場合によっては水道管が凍結する恐れもありますので、そういったところに対しての対策というのは、十分にとる必要が出てきそうです。

そして、今回の寒気はかなり強いものですので、雪が降る可能性も出てきているんです。これ(予想図)が、3連休の代表した時間帯の、土曜日、日曜日、月曜日の雪、そして雨の予想となっています。特に今回は、3連休の前半、土曜日から日曜日にかけまして、上空の気圧の谷が、断続的に通過していくということで、基本的には、県内は、日本アルプスに守られて、雪雲が流れこんで来にくい土地ではあるのですが、その上空の気圧の谷の影響で、山を乗り越えて、県内に流れ込んでくる可能性があります。

そして、もう少し範囲を広げて考えますと、東海地方、愛知県や岐阜県、そして近畿地方の滋賀県など、こういったところにも強く雪雲が流れ込みやすい状況となってきますので、場合によっては、新幹線ですとか高速道路に影響が出るということも考えられますので、この連休のお出かけの際は、時間に余裕をもってお出かけください。

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