
静岡市清水区の20代男性が、通信事業者や警察官などをかたるうその電話を信じ、現金380万円をだまし取られ、警察が特殊詐欺事件として調べています。
警察によりますと、2月6日、静岡市清水区に住む農業従事者で20代の男性の携帯に、国際電話番号で通信事業者をかたる人物から、「有料サイトのクラウドの利用料金29万9600円が未払いです。支払わないと裁判になります」などと電話がありました。その後、内閣サイバーセキュリティーセンターの職員や警察官をかたる人物から、「あなたのせいで、他にも2つの有料サイトにウイルスが感染し、損害金が発生しています」などと電話があり、これを信じた被害男性が、2月13日までの間に、相手から指定された口座に、複数回にわたり、現金計380万円を振り込み、だまし取られたということです。
警察は、特殊詐欺事件として捜査するとともに、「身に覚えのない料金の請求は詐欺を疑ってください」「国際電話番号を悪用した詐欺被害が増加しています」などと注意を呼びかけています。