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14日金曜日 午後2時20分ごろ、浜松駅南口の映像。画面の右側から猛スピードで走ってきた1台の車。中央分離帯を乗り越え…スピードを緩めることなく停車中の白い車に勢いよく衝突しました。
(記者)
「暴走した車は“一時停止”の標識があるのですが、そのまま猛スピードで中央分離帯を乗り越え、南口ロータリーに突っ込んでいきました」
警察によりますと車は“一時停止”をせずに駅東側を走る片側2車線の道路へ。
中央分離帯を乗り越えて横断し、一般車両の進入が禁止されている駅南口のロータリーに突っ込み停車中のタクシーに正面衝突しました。
さらに衝突されたタクシーが飛ばされ後ろのタクシーにも衝突したということです。
この事故で車に衝突されたタクシーの運転手が肋骨を折る重傷。後部座席にいた乗客と別のタクシーの運転手の2人が軽いけがをしました。
また、事故後の検査で基準値を超えるアルコールが検出されたことから警察は、車を運転していた浜松市中央区の無職の男(60)を酒気帯び運転の疑いで逮捕しました。
(記者)
「車が突っ込んだ南口タクシー乗り場は新幹線改札口を出たところにあります。事故当時も多くの人が出入りしていたといいます」
車が突っ込んだタクシー乗り場のすぐそばには南口の駅前広場があります。
さらに多くの人を巻き込む大惨事になっていたかもしれない飲酒運転による事故。
警察の調べに対し男は「酒を飲んで事故を起こしたことは間違いない」と容疑を認めていて警察は16日酒気帯び運転と過失運転傷害の疑いで送検し詳しい事故の原因を調べています。