2024.10.03

【臨戦】発足したての石破内閣に対し衆院選控え攻勢強める野党…県内も選挙モードに突入で静岡1区は?

ニュース 1日に発足した石破内閣に対し、衆院選に向け、3日、立憲民主党の野田代表は、日本維新の会の馬場代表や、国民民主党の玉木代表と、続々に会談。野党は攻勢を強めています。静岡県内も選挙モードへ突入。静岡市葵区・駿河区を選挙区とする静岡1区では…。

1日に発足した石破内閣。その支持率が、NNNと読売新聞の世論調査で分かりました。

石破内閣を「支持する」と答えた人は51パーセント、「支持しない」は32パーセントでした。9月の岸田内閣の支持率が25パーセントだったのに比べ、26ポイント高くなりました。一方で、内閣発足時の支持率としては2006年の第1次安倍内閣以降、麻生内閣に次いで2番目に低い支持率となりました。

衆院選に向けて、3日 午前、立憲民主党の野田代表は、日本維新の会の馬場代表や、国民民主党の玉木代表と、続々に会談。野党は攻勢を強めています。

(立憲民主党 野田 佳彦 代表)
「裏金問題はまだ終わっていない。政治への信頼を取り戻すため、自公過半数割れを目指すことの必要性について認識を共有した」

静岡県内も選挙モードへ突入。静岡市葵区・駿河区を選挙区とする静岡1区では…。

現職の上川陽子議員は、3日、自民党総裁選後、初めて県内に入り、支援に対するお礼に回りました。まず訪れたのは、自民党の静岡市議のもとです。

(自民 静岡1区 上川 陽子 衆院議員)
「かけがえのない力を賜ったこと、そして、それによって私も大きな力を得て活動ができたこと、本当にありがたく、この場をお借りして心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました」

女性初の首相を目指した上川議員。総裁選では1回目の投票で、9人の立候補者のうち全体で7位となり落選。その夢は、かないませんでした。上川議員の挑戦を支えた県内の自民党員。県議や静岡市議などの有志が、県内の党員に上川議員への投票を呼びかけ、実に42%ほどが上川議員に投票しました。

(自民 静岡1区 上川 陽子 衆院議員)
「静岡県挙げて応援をいただくことができまして、そして静岡の場合におきましては1位で、皆様の票を私に託された。大変うれしい、この皆さんの党員票だった」

市議たちは衆院選も、全力で支援すると話しました。

(自民党静岡市議団 鈴木 和彦 会長)
「全面的に応援しますよ。本人は来るのが中1日ぐらいしかないと言っていましたので、ほとんど本人不在で、ということになろうかと思う。全力で 厳しい中ですから」

また、午後には自民党の県議のもとを訪れ、お礼をした上川議員。衆院選に向けては…。

(自民 静岡1区 上川 陽子 衆院議員)
「自由民主党の一議員として静岡県内、全国を回ることになると思うので、 また、そういう中で、国民の皆さん、県民の皆さんとしっかりと対話を重ねて、そして、この地域やこの国をつくっていく、一緒につくっていくという新しい景色を、また切り開いていきたいと思っている」

約1年間務めた外相を交代した上川議員ですが、訴えたい政策には、外相としても政策の柱に位置付けてきたという、地方と海外の都市を結んで、地方外交を進めることを掲げました。

(自民 静岡1区 上川 陽子 衆院議員)
「例えば地方空港の国際化を進めるとか、あるいは鉄道も新幹線も、あるいはリニア新幹線、いろんな形でネットワークを張り巡らせていくということが、その1番の基盤になると思い」「これからも訴え続けていきたいと思う」

一方、現職の上川議員に挑むのは、元衆議院議員で、立憲民主党の高橋美穂氏です。

(立憲 静岡1区 高橋 美穂 元衆院議員)
「私は頑張っている人たちの応援団でありたい。そんな思いで今回、立候補を決意しました。世代間格差とかがあって、皆どの世代でも生きにくい現状だと思う。それを少しでも是正するよう頑張っていきたいと思う。よろしくお願いいたします」

前回選は、静岡1区で国民民主党から出馬し落選。党を変えてのリベンジとなります。

(立憲 静岡1区 高橋 美穂 元衆院議員)
「いまの政治にピリオドを打って、やはりクリーンな政治が必要だと思っていますし、お金と政治の癒着をちゃんと切るとか、そういうとこに期待されていると、ひしひしと感じますので、短期決戦だとは思うが、国民の皆さまの思いを受け止めて選挙にのぞみたい」

日本維新の会からは、前回選で静岡6区から出馬した山下洸棋氏が出馬予定です。

( 維新 静岡1区 山下 洸棋氏)
「いきなりの解散表明だったが、しっかりと、この日程では準備を進めてきた」

「古い政治を一掃する」と、訴えています。

( 維新 静岡1区 山下 洸棋氏)
「私たちは、増税をするのではなくて、どっちかと言ったら減税をしていく。そして国民の負担を減らしていく、国民の手取りを上げていく。この政策の違いを積極的に訴えをさせていただきたい」

共産党からは、元県議会議員の鈴木節子氏が、初めての衆院選に臨みます。

(共産 静岡1区 鈴木 節子氏)
「あぁいうふうに、首相になる前に解散を表明するのは、政策論争から逃げているとしか思えない。徹底的に私たちも政策を訴えて」「やる構えでいる」

訴えたいことは…。

(共産 静岡1区 鈴木 節子氏)
「国民の暮らしが物価高騰、お米がない新米は値が上がっている、賃金は増えない、長時間過密労働、社会保障・医療福祉はどんどん改悪されるということなので、やっぱりいまの政治で良いはずがないと」「国民の皆さまと一緒にこの総選挙大いに訴えて戦っていきたい」

9日に解散へ。そして15日の公示までは、もう2週間を切っています。

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