静岡市内で複数の飲食店を経営する男性の遺体が損壊、遺棄され、男女3人が逮捕された事件で、車のGPS記録から遺棄現場が判明していたことが新たに分かりました。

死体損壊と死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、静岡市葵区鷹匠の会社役員の男(31)と、静岡市葵区六番町の飲食店店長の男（27）、静岡市清水区のアルバイト店員の女（19）の3人です。

警察によりますと、3人はことし6月ごろから10月ごろまでの間に、静岡市葵区に住む会社役員の男性（当時30）の遺体を損壊し遺棄した疑いがもたれています。

捜査関係者によりますと、遺体は6月下旬ごろに遺棄されたとみられ、警察が、関係車両のGPS記録を確認したところ、藤枝市の山中に遺棄された遺体が発見されたということです。

遺体で見つかった男性は、静岡市内で複数の飲食店を経営していて、会社役員の男は、その会社の役員を務めていました。警察は、男性と3人の間に何らかのトラブルがあったとみて、殺人容疑も視野に捜査しています。