自衛隊板妻駐屯地に所属する隊員が、2022年10月、レンタカーを無免許運転し、他の車と接触する事故を起こしていたことがわかりました。板妻駐屯地はこの隊員を停職処分としました。
停職処分を受けたのは、第34普通科連隊の陸士長(22)です。
板妻駐屯地の発表によりますと、陸士長は、おととし(2022年)10月28日から29日に他の隊員が借りたレンタカーで一緒に遠方に出かけた際、無免許にもかかわらず、途中でレンタカーの運転を交代し、運転しました。
そして、人が乗った他の車と接触する事故を起こした上、この事故を警察に届け出ていませんでした。この事故で、双方にけがはありませんでした。
陸士長は、事故当時は勤務時間外で、これまで自動車の運転免許を取った経歴はない、ということです。
このため、板妻駐屯地は、12月9日付けで陸士長を停職21日の処分としました。
今回の処分について第34普通科連隊長兜 智之 1等陸佐は、「このような事案が起きたことを重く受け止め、深くお詫び申し上げます」とコメントしています。
なお、板妻駐屯地は、上官の命令を理由に、無免許運転をした場所も、事故を起こした場所や状況なども明らかにしていません。
2024.12.09