浜松市で小中学校時代にいじめを受けた20歳の女性が、市に1800万円あまりの損害賠償を求めた裁判で、市側は争う姿勢を示しました。
浜松市に住む20歳の女性は小中学校時代にいじめを受けたにもかかわらず学校や教育委員会が適切な対応を怠ったとして、浜松市に対し慰謝料や治療費などおよそ1842万円を求めています。
9日地裁浜松支部で開かれた初弁論で市側は訴えを退けるよう求め争う姿勢を示しました。
この問題をめぐっては2022年、第三者による再調査委員会が、小中学校時代に継続的ないじめがあったと認定し、市と教育委員会の対応は「不適切だった」と指摘しています。
女性の母親は浜松市の姿勢に対し「事の重大さを認識し同じことを繰り返さないよう対応を改めてほしい」とコメントしています。
2024.12.09