静岡市がJR東静岡駅北口に計画する新アリーナ建設に伴い、建設予定地内にあるローラースポーツパークを西ケ谷総合運動場に移転する方針を固めたことが分かりました。
JR東静岡駅北口のローラースポーツパーク、「東静岡アート&スポーツ/ヒロバ」は、静岡市の市有地内に、2017年に開業しましたが、市有地の利用方針が固まるまでの暫定的な施設としていて、新アリーナが2030年の開業を目指すことから、土地の発掘調査をするために、2025年9月末に閉鎖する方針となっていました。
静岡市は、代わりとなる施設として、新たなローラースポーツパークの整備を検討してきましたが、関係者によりますと、10日までに、「西ケ谷総合運動場」に整備する方針を固めたということです。
これまで新施設の候補予定地は、旧足久保小学校運動場や、東静岡大橋高架下など市内6か所で検討していることが、6月に示されていましたが、いずれも条件にあわず、検討してきた6か所以外の「西ケ谷総合運動場」にまとまったということです。
新施設は、西ケ谷総合運動場内の駐車場を舗装するなどして整備される方針で、利用料については現在の施設は有料ですが、新施設は無料にすることを検討しているということです。これに伴い、市は2025年10月の開設を目指し、2025年度の当初予算案に、整備費約1億5000万円を盛り込む方針です。また、市は、12月23日にローラースポーツパークの利用者向けに説明会を行い、新施設の整備内容や運営方法などを説明する方針で、利用者の意見を踏まえつつ、今後の計画に反映していく方針だということです。
2024.12.10