地裁浜松支部は、不適切な処置が原因で、子どもに重い障害が残ったとする両親らの訴えを認め、病院側に約1億9800万円の賠償を命じました。
浜松医療センターで2019年に生まれた男の子の脳や手足に重い障害が残ったのは、分べん中の不適切な処置が原因だとして、両親らは、病院を運営する浜松市医療公社に対し、約2億5000万円の損害賠償を求めていました。
地裁浜松支部は、9日、男の子に異常が認められた後、医師らが緊急帝王切開をしなかったのは注意義務を怠った過失だと指摘し、浜松市医療公社に約1億9800万円の賠償を命じる判決を言い渡しました。
両親らの代理人弁護士は、主張がほぼ認められたとした上で、「あまりにずさんな医療で怒りを感じる。適切に見直して改善してほしい」と述べました。
2024.12.10