13日、静岡・島田市で、ドローンを使った茶畑の害虫駆除などを想定した防除試験が行われました。高齢化や働き手不足の問題解消につなげていきたいということです。
この防除試験は、島田市の初倉阪本茶農協が行なったものです。茶畑の薬剤散布は今は人の手によって行われていますが、高齢化や働き手不足が深刻化する中ドローンを使うことで、省力化を図ろうというものです。
13日は、2メートルほどの大きさのドローンを使い、薬剤の変わりに水を低空で散布して、茶葉に均一にかかっているか、葉の裏までとどいているかなどを確認していきました。
(初倉阪本茶農業協同組合 植田 充行さん)
「農薬散布に関しては、暑い中、寒い中、かなりの労働力や時間を使ってやってましたが、実現できれば、からだも楽で、時間短縮もできていいなと思います」
ドローンによるお茶の散布試験は県内では初めてということで、今後は、より具体的な試験を重ねていきたいと話しています。
2024.12.13