3年前の熱海市の土石流災害で土石流が流入した伊豆山港沖の調査で、静岡大学は、流入前の状態に回復したとみられると発表しました。
これは静岡大学の北村晃寿教授が早稲田大学と合同で行った海洋調査の結果として発表したものです。
調査は、土石流発生から約1か月後に開始され、海底の堆積物を3回 採取して分析しました。その結果、伊豆山港への土石流の流入は1回で、沖合いの海底では2023年10月までに泥の量が減少し、原生生物の状態から流入前の状態に回復したと推定されるということです。
また、こうしたモニタリング調査の結果は、伊豆山港沖の漁業被害に関する基礎資料としても重要だという認識を示しました。
2024.06.08