事故を装い車を浜名湖に転落させ、知人男性を溺死させた罪に問われている男が、初公判で起訴内容を認めました。裁判では、男が知人男性を「支配」していた実態が明らかになりました。
愛知・新城市の被告の男は、2023年10月、知人の男性に暴行を加え急性硬膜下血腫などのけがをさせた上、事故死を装い浜名湖に車を転落させて溺死させた、傷害致死の罪に問われています。
27日の初公判で、被告の男は、「間違いありません」と起訴内容を認めました。検察側は、冒頭陳述で「被告が被害男性の日常生活に干渉し、飲食や風俗に使う金を受け取っていた」とした上で、「無断でクレジットカードを作成したことに腹を立てて暴行し、2人の関係性が周囲に露見するのを恐れて事故死を装った」と、犯行の悪質性を指摘しました。一方、弁護側は、「深く反省し、遺族に700万円の支払いを申し出ている」として情状酌量を求めました。
判決は2月6日に言い渡されます。
2025.01.27