2025.03.25

【解説】連日気温上昇の県内…桜の開花予測と合わせ黄砂など季節情報も松浦悠真気象予報士が詳しく(静岡)

ニュース 連日気温が上昇している静岡県内、現時点での各地の桜の見通しについて、また、影響が懸念される黄砂の情報と合わせて松浦悠真気象予報士が詳しくお伝えします。

(新静岡セノバ前から中継・松浦 悠真 気象予報士)
ソメイヨシノ開花目前ということで、過去のデータをもとに、現在の標本木になった2013年からのデータから、「開花」に必要な「積算最高気温」というものを、個人的に出していまして、2月1日からの最高気温を足し算していく方法です。ことしの計算では、ことし必要な最高気温は、753.7度なのです。25日の最高気温まで足すと749.3度なので、あと5度もないくらいですから、あす26日の数字を足せば、その基準を達成するということで、この計算式は正しいということが言えるわけです。あす・26日、恐らく「開花」するかと思います。

この先、金曜日ごろまでは、気温が平年よりかなり高いのです。あす・26日、静岡市は27度の予想です。6月並みの気温となってきそうです。ですから、「開花」してから「満開」までが、今回はかなり短いともみています。4月の頭くらいには、一気に「満開」ということで、一週間も経たずに、恐らく今回は「満開」になるのではないかと感じます。

お花見も、そろそろ楽しみたいという人もいるかと思いますが、ちょっと…あす26日までは、黄砂の影響が残りそうです。衛星画像を過去のものと見比べてみます。左側が23日・日曜日で、右側が、きょう・25日です。日曜日は高気圧に覆われて、海の色もしっかりと見えていたのですが、きょう・25日は、海のあたりが、ちょっとぼんやりとしています。これが、まさに黄砂なのです。あす・26日にかけましても、この黄砂の影響が残りますので、アレルギーなどある人は注意が必要となってきそうです。

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