25日の静岡県内は各地で気温が上がり、ソメイヨシノの標本木のある静岡市で夏日となりました。気になる桜の開花はどうなったのでしょうか?
24日午後、気象庁は東京の桜が開花したと発表しました。開花日は平年と同じで2024年より5日早いということです。
一方、静岡県内では…。
(動画投稿者)
「えっ えっ 車大丈夫かな、氷降ってる氷」
24日夜、大気の状態が不安定になり、静岡県中部などで大粒のひょうが降りました。気象台では、一時、県内全域に竜巻注意情報を発表し、激しい突風や落雷に注意を呼びかけました。
一夜明け、25日の県内は各地で気温が上がり、静岡市では25.8度と、2025年初の夏日を記録しました。
(杉本 汐音 記者)
「静岡市内の駿府城公園に来ています。こちらがお花見スポットになりますが、遠目で見る限り、桜が咲いているようには見えません」
ソメイヨシノは、ほとんどがつぼみでしたが、そのつぼみは、ふっくらとして、ピンクに色づき、中には、一輪だけ咲いている木もありました。園内を散歩していた人も、桜の開花が待ちきれないようで…。
(散歩中の人)
「もっときれいに咲いているかと思って伊豆から来たんですけど、ちょっと早かった」「もうじき、もっと咲くでしょ。それが楽しみ」「ね、楽しみね、桜」
春から中学1年生になる子どもたちも…。
(新中学生となる子ともたち)
「めっちゃピンクになってるあと1週間ぐらいしたら咲きそうじゃない?」
さらに、日当たりのいい場所に植えられた桜の木をよく見てみると、3輪咲いているのを確認できました。
気象台の桜はどうでしょうか?午前11時。職員がソメイヨシノの標本木の確認にやってきました。この時期になると、午前11時と午後2時の1日2回、桜の開花状況を確認しています。職員が見上げるその先には…。
(静岡地方気象台の職員)
「あ、あった。ありました、あれで一輪」
一輪の桜の花が!5~6輪咲いていれば「開花発表」となりますが…。
(静岡地方気象台の職員)
「まだまだですね。咲く直前ですね」
25日、確認されたのは1輪のみ。開花発表は26日以降に持ち越しに…。しかし、その開花は、もう間もなくのようです。
(静岡地方気象台の職員)
「もう、ここまで成長しているので、もう数日以内、カウントダウンに入っている状況にはなっている」
一方、熱海市では…。
(栄光熱海中央保育園 佐藤 智也さん)
「あちらの木になります」
(日吉 勇人 記者)
「咲いてますね、結構咲いてますね」
熱海市の保育園には、毎年、周辺では最も早く開花するという地元では有名なソメイヨシノがあります。樹齢が100年以上というソメイヨシノ。この暖かさで一気の開花が進んだそうです。
(栄光熱海中央保育園 佐藤 智也さん)
「みんな、今か今かと咲くのを楽しみに待っていた」「おとといぐらいから暖かくなって咲き始めた」「満開が楽しみ」
暖かくなった25日の熱海市内。園児たちは、咲き始めた桜の木の下で走り回っていました。
(園児)
「きれい」
「もっといっぱい咲いて欲しい」
ここは、浜松市中央区の「浜名湖ガーデンパーク」。
(来園した親子)
「咲いてるね」
「咲いてるね」
園内に数本あるソメイヨシノのうち、1本の木で6輪以上の花が開花したことから、SNS上で‟独自の開花宣言”を発表しました。
(浜名湖ガーデンパーク 吉田 友洋 副所長)
「きょう初めて観測できた。本当に、きょう咲きました」
Q.どれくらいで満開に?
「あと1週間ぐらいかなと思っています、週末に気温が下がる予報になるので、少し長めに楽しめるといい」
また、25日は、全国の広い範囲で黄砂の飛来が確認され、気象台は、県内でも黄砂を観測しました。車のフロントガラスにも、黄砂が少し積もっているのが確認できました。
今後の天候や黄砂の見通しなど、気象情報にご注意ください。
2025.03.25