2025.03.24

【解説】春到来実感させる陽気続く県内…各地の桜の開花見通しは?松浦悠真気象予報士が詳しく(静岡)

ニュース 先週末から気温が上昇し春到来を実感させるような陽気が続く静岡県内、現時点での各地の桜の見通しについて、松浦悠真気象予報士が詳しくお伝えします。

(新静岡セノバ前から中継・松浦 悠真 気象予報士)
桜の成長も進んできているといういことで、きょうは、静岡の桜の開花の基準となっている木がある気象台に行ってきました。

「標本木」の様子です。これを見ていきますと、緑色のつぼみが、メインではあったのですが、一部、成長の早いつぼみは、こういうふうに、先がピンク色にはなってきているというところですね。もうちょっと、この薄ピンクのところが出てきてから「開花」というところになってくると思うので、この様子であると、あす(25日)ではなくて、あさって(26日)くらいになるのではないかと。「開花」の基準は、一応「5、6輪」が「開花」というところになっています。

この先は、とにかく気温が高いです。火曜日、水曜日、木曜日と、南からの温かい空気に覆われやすくなりまして、また、初夏のような陽気というような日も、出てきそうなんです。今後の気温の予想を見ていきますと、特に28日の金曜日ごろまでは、静岡市は最高気温が20度を超えまして、夏日も予想されているというところです。

 ですから、今回は、(桜が)開花してから満開までの速度というのが、ちょっと早めにはなるのではないかと思います。ただ、週末を境に、北からの寒気が流れ込んできまして、今度は「寒の戻り」になってきそうなんです。「満開」に近いタイミングで「寒の戻り」といういのは…今度は、「満開」の期間を延ばしてくれるというふうに働いてくるというふうに思います。ちょっと、もしかしたら、お花見は長めに楽しめるかな…というふうには思っています。

名所の桜の開花予想を見ていきますと、だいたい同じような日で、26日前後というところが多くなっています。一般的には、桜の開花から、1週間から10日程度で「満開」になるというふうにもいわれていますので、恐らく、来週末あたりが、お花見日和になるところが多くなるのではないかと思います。

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