静岡・磐田市に住む70代の会社役員の男性が、パソコンメーカー社員をかたる男から、パソコンのウイルス感染対策のサポートを口実に、現金約2200万円などをだまし取られる被害に遭いました。
特殊詐欺被害に遭ったのは、磐田市に住む70代の会社役員の男性です。警察によりますと男性は、1月25日、使用しているパソコン画面に「警告」が表示されたため、同画面に記載された国際電話番号にかけたところ、パソコンメーカー社員をかたる男から「ウイルス感染した」「インターネットバンキングがウイルス感染していないか確認する」「残高の画面を表示させてほしい」「ウイルスソフトを入れるため、プリペイドカードを買ってきてほしい」などと言われました。これを信じた男性は、プリペイドカードを購入して、相手にカードコードを伝えるとともに、指示されるまま、パソコン上で、インターネットバンキングを利用し、自身の所有する口座にかかわる操作をしたところ、8万円分のプリペイドカード利用権と、約2200万円をだましとられたということです。
警察で、特殊詐欺事件として捜査するとともに、「パソコンが感染した」は詐欺の可能性があるとして注意喚起し、あわせて、国際電話番号を悪用した詐欺被害が増加しているので、こうした悪用国際電話をブロックする対処方法などは警察に問い合わせてほしいと呼びかけています。
2025.01.28