静岡大学と浜松医科大学の再編をめぐり、浜松側が12月に開く会合に静岡大学の日詰学長が欠席することを受けて、浜松市の中野市長は28日の会見で「残念だ」と述べました。
大学再編をめぐっては、静岡大学が2019年に浜松医科大学と合意した再編案とは異なる「1大学2校」案を正式な案にする方針で調整を進めています。この動きを受け、合意書通りの再編を望む浜松側の「期成同盟会」は、両大学の学長に説明を求める会合を12月6日に開催することを決めましたが、静岡大学の日詰学長は欠席することを伝えています。これを受け、浜松市の中野市長は…。
(浜松市 中野市長)
「状況をぜひ教えていただきたいと再三申し上げていた。そういった中で、学長が欠席ということでたいへん残念だと思っている」「敵対する関係ではない連携協力を主体として、出席して情報提供をいただきたかった」
一方、航空自衛隊浜松基地周辺の川や水路で、化学物質「PFAS」が国の指針値を上回る濃度で検出されている問題について、中野市長は、検出エリアが広がってきていることから発生源を自衛隊と決めつけず、周辺の事業所にPFASの使用履歴の有無などを調査することを明らかにしました。
2023.11.28