静岡県と浜松市は、浜松市中央区に整備する新しい県営野球場をめぐり「費用負担」や「球場の規模」などについて話し合う協議会を設置し、28日午後、初会合が開かれました。
県は、浜松市中央区の遠州灘海浜公園・篠原地区に新野球場を建設する計画で、規模が異なる「照明のない屋外型」と「ドーム型」の3つの案を示しています。
28日午後、県庁で開かれた県と浜松市による「協議会」の初会合。増井浩二副知事が会長、浜松市の長田繁喜副市長が副会長を務め、球場周辺を含めた公園全体の構想や球場の規模、県と浜松市、民間企業も含めた「費用負担」や「事業手法」について話し合われます。
初会合では、民間投資を可能な限り呼び込むことで、財政負担を軽減させるため、今後、民間の事業者を公募する方針が示されました。
これに先立ち、地元経済界とともに「多目的ドーム型スタジアム」を要望する浜松市の中野市長は「費用負担」について次のように述べました。
(浜松市 中野 祐介 市長)
「県立公園の中に県が野球場を整備しますと、こういう提案をされたことから始まっているわけでございますので」「野球場、多目的ドーム型スタジアム本体に対して、ただちに浜松市が資金を入れるということは現時点では想定していない」
一方、鈴木知事は、「ドームにすれば、いろいろな使い方ができるが、相当費用がかさむので、それをどうクリアするかが最大の課題だと思う」と述べました。
2025.01.28