袴田巌さんの無罪が確定した58年前の事件を巡り、地裁が認定した、捜査機関による証拠のねつ造などについて検証するよう求めていた弁護団の小川弁護士が、26日午後、会見を開きました。
(弁護団 小川 秀世 弁護士)
「全体として、非常に不十分な、内容もがっかりさせる内容だと思っています」
静岡県警と最高検の検証内容について、小川弁護士は調査の範囲が狭いと指摘。
(弁護団 小川 秀世 弁護士)
「裁判で議論にならなかったことも検証すべきだと考えていたが、裁判所に指摘されたところだけに限った検証。大い部分は分からないままになっていることについては問題のある調査だった」
一方で、審理が長期間に及んだことについては。
(弁護団 小川 秀世 弁護士)
「証拠開示に関して、当時の判断では問題がなかったという結論だが、弁護人は何の証拠があるかわからない、リストもない、整理もされていない。振り返ると、証拠開示は再審事件はすべて開示すべきだと思った」
小川弁護士は、更なる検証を求めています。
(弁護団 小川 秀世 弁護士)
「死刑の事件において重大な間違いがあった捏造があった 短期間にやるものではなくきちっとやる証拠開示で出てこなかったこともあるまだ問題点が明らかになる」
2024.12.26