中部電力が、浜岡原子力発電所の津波対策として整備した防波壁を、海抜28メートルにかさ上げする方針を固めたことがわかりました。
中部電力は、浜岡原発の再稼働を目指していて、現在、3号機・4号機について原子力規制委員会による審査が行われています。
中電は、その後、想定される最大の津波の高さについて、より厳しい条件で解析を進め、南海トラフ巨大地震による津波と、海底での地すべりが重なって発生すると、最大25.2メートルに達すると
2024年に新たな評価をまとめました。これに対し、原子力規制委員会は、10月の審査会合で、この想定が妥当な検討であると了承しました。
一方、この想定の津波は、現在の防波壁よりも高いため、関係者によりますと、中電は、今後、防波壁を28メートルにかさ上げする方針を固めたということです。
中電は、このかさ上げについて、13日に開かれる原子力規制委員会との意見交換会で説明する見通しです。
2024.11.12