紅茶を飲みながらスイーツを楽しむ“アフタヌーンティー” 優雅で心躍る瞬間が女性を中心に人々の心を掴み、「ヌン活」という言葉が生まれるほど人気を集めています。そんな中、静岡県内では、アフタヌーンティーに、“静岡茶”を組み合わせたプロジェクト、その名も「するがヌーン茶」が11月スタートしました。中部地区の茶農家やカフェ29店舗が参加し、それぞれオリジナルメニューを提供しています。
(するが企画観光局 増田さん)
「駿河地域にはお茶の産地が点在していまして、それぞれの産地で気候風土に合わせたお茶づくりが行われていますので、多様なお茶の味わいをスイーツとのペアリングで楽しんでいただければと思います。」
every.lifeは、新感覚の“ヌン活”「するがヌーン茶」。その注目店を紹介します!
まずは「日本平夢テラス」へ。富士山の絶景を堪能できる人気の観光スポットですが、こちらの2階にあるお茶カフェで12月から登場するアフタヌーンティーが!
(店員)「静岡茶3撰とスイーツの盛り合わせです。」
お茶は、なんとほうじ茶に煎茶、和紅茶とバラエティー豊かな3種類もいただけるのです。実はこのアフタヌーンティー、それぞれのお茶に合わせて、相性の良いお菓子がペアリングされているんです!
日本茶インストラクターがお茶の特性に合わせてスイーツを選んだ本格派のアフタヌーンティー。イチオシは、煎茶の熟成本山茶と和菓子のねりきりのペアリング。
(店員)「新茶を井川の茶蔵で秋まで寝かせていまして、深みが増した熟成茶でございます。」
(澤井アナ)「熟成されているだけあって、深みがさらに増しているような気がします。」
そして、ねりきりは…?
(澤井アナ)「上品な甘みでございます。先に飲んだこの熟成本山茶の風味とマッチしています。」
こちらのアフタヌーンティーは12月から、土日祝日限定で提供されます。
続いて、去年2023年の「するがヌーン茶」で大人気だった「茶の芽」。静岡市の森田製茶が営む、和テイストのお茶カフェで、お茶はもちろん焼き団子が看板メニュー。そんな茶の芽では、アフタヌーンティーを注文したお客さん限定で、 普段は入れない“茶室”を特別に利用することができるのです!
(澤井アナ)「この雰囲気はいかがですか?」
(客) 「完璧です。」
そして、気になるアフタヌーンティーは、こちら! 2種類のお茶に6種類ものスイーツが乗ったなんとも華やかなセット。森田製茶の煎茶を練りこんだ奥深い味わいのお煎茶モンブランに、味噌マヨソースをかけたお団子は、韓国のりをかけ、甘いスイーツたちのアクセントに。そこに合わせるお茶は、本山の和紅茶と100グラム1000円ほどもする上級煎茶「福の香」。
(澤井アナ)「和風のお菓子に紅茶も合うし、洋風のお菓子に煎茶も合う」
アフタヌーンティーは完全予約制で、2023年は人気で予約が取れない日もあったそうなので、気になる方は早めにどうぞ。
続いては、エスパルスドリームプラザの中にある「茶菓子屋コンチェ」。実はこちらの店、静岡茶と“あるスイーツ”の組み合わせを楽しんでほしいと生まれたお店なんです。そのスイーツが・・・
(店員) 「お待たせいたしました。チョコレートと静岡茶のアフタヌーンティーでございます。」
(澤井アナ)「まさしくアフタヌーンティーというような、優雅な時間が過ごせそうですね。でも、チョコレートのお供というとコーヒーのイメージなんですが、お茶って合うんですか?」
(店員) 「うちがつくるチョコレートは、香りが繊細なチョコレートになっていて、香りが強すぎるコーヒーだとチョコレートの香りを生かしきれない。その香りのバランスを考えた時に、お茶がぴったり。」
こちらのチョコレートは、カカオ豆を世界各地から仕入れ、一から作り上げています。その焙煎では、温度やムラの無い焼き方にこだわることで、酸味やえぐみ、渋みを極力減らし、カカオの繊細な風味が広がるチョコレートが完成するのです。
ということで、お店自慢のタンザニアのカカオ豆を使ったボンボンショコラと、栽培農家は日本に一軒というとても希少な和烏龍茶「香寿」を合わせていただきました。
(澤井アナ)「キレイな色!」
(店員) 「一般的にはもっと濃い色をイメージすると思うんですけど、静岡で作られているウーロン茶は、このような明るいきれいな色のものが多いです。」
(澤井アナ)「ジャスミンティーのような華やかな花の香りで、でも、どこかしっかりとウーロン茶の独特の風味も残っていて。タンザニアのボンボンショコラいただきます。なめらか香り高い、まさしく繊細、合うんですね。お茶とチョコレートって。」
(店員) 「お茶の香りをチョコレートが引き立てますし、その逆も、チョコレートの香りがお茶を引き立てる。どちらも主役になるペアリング。」
静岡茶とスイーツの新たなペアリングを楽しめる「するがヌーン茶」。紅茶やウーロン茶など煎茶だけではない「静岡茶」をいただけるのも魅力のひとつです。優雅な時間と新しいお茶の出会いを楽しんでみてはいかがですか。
2024.11.18