2024.07.24

【一部始終】丹精込めて作ったスイカが相次ぎ盗まれる被害…防犯カメラには卑劣な犯行の様子が!(浜松市)

ニュース 浜松市の畑で収穫期を迎えたスイカが相次いで盗まれました。スイカを盗んだ人物を防犯カメラが捉えていました。

浜松市の畑で収穫期を迎えたスイカが相次いで盗まれました。スイカを盗んだ人物を防犯カメラが捉えていました。

これは浜松市中央区の畑に設置された防犯カメラの映像です。

午前3時半すぎ。暗闇から現れた人物。キャップをかぶり黒っぽい長靴をはいています。ライトで足元を照らしながら畑の中へ…。

その2分後。畑から出てきた右腕には…。大きなスイカ!!

さらにその2分後。再び畑に入っていきまたもやスイカを抱えて出て来ました。わずか7分で3往復し3個のスイカを盗んでいきました。

盗難被害に遭った78歳の農家の男性です。手塩にかけて育ててきたスイカが盗まれ、怒りを感じています。

(被害に遭った男性・78歳)
「土づくりから始めると2月20日ごろから始まるので、5か月ぐらいでスイカが食べられるまでにかかる」「楽しそうにとっている感じだよね。何の悪びれもなく当然のごとく」「本当にふざけているよね」「堂々としているっていうのかあっけにとられたよ」

この畑では約100個のスイカを育てていたといいます。ほぼ毎日、畑の様子を見に来ていますが、収穫シーズンを迎えた7月10日、何者かがスイカ畑に入った形跡を見つけたといいます。

(被害に遭った男性)
「私もそれなりに畑に入る時に気を付けてみていた」「雨の後でも靴で土がめくれている。これは確実に入っていると」

そこで、男性は盗難被害を防ぐ対策として、スイカ畑が見える位置に防犯カメラを設置。すると、その4日後。防犯カメラが捉えたのは、午前3時半に男とみられる人物が暗闇に紛れて畑に入っていく様子でした。

スイカを抱えて畑から出てきたこの人物。この日だけで3個のスイカを盗むと…。さらにその2日後。同じ男とみられる人物が、またもや午前3時半ごろ畑に姿を現したのです。キャップをかぶり黒っぽい長靴を履き慣れた足取りで迷うことなくスイカの元へ。周囲を気にするそぶりは全くありません。堂々とスイカを抱えて出ていきました。この日も何度も畑を往復し、わずか15分で8個のスイカを盗んでいきました。

(被害に遭った男性)
「もう返してくれって言ったってスイカがないもんでね。あれだけやってるっていうことは、売れるものは何でも手当たり次第、人から盗んでは売るような人じゃないかなと思うよね」

被害に遭った男性は、収穫したスイカを近くの直売所で1玉1500円ほどで販売する予定だったといいます。盗難被害にあった悔しさや怒りだけでなく、今後も被害にあうのではないかという不安が大きく、安心して生活することが出来ないと話します。

(被害に遭った農家の男性)
「金額よりなにより本当にやめてほしい、これから白菜から大根からいろんなのつくるじゃん、玉ねぎから」「そんなことされてねえ…」

丹精込めて作ったスイカを狙った卑劣な犯行。男性は警察に被害届を提出し、警察は窃盗の疑いで捜査しています。

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