静岡・旧清水市の一家4人殺害事件で再審無罪が確定した袴田巌さん(88)の刑事補償をめぐり国に対し約2億1000万円の請求書を提出したことが弁護団への取材でわかりました。
袴田巌さんは、1966年、静岡・旧清水市で起きた一家4人殺害事件の再審=やり直し裁判で24年10月、無罪が確定しました。
弁護団によりますと29日、国に対し約2億1000万円の刑事補償を請求する書面を静岡地裁に提出したということです。
刑事補償法は刑事事件で身柄を拘束され無罪が確定した場合、拘束期間1日あたり1000円から1万2500円を補償すると規定されていて、袴田さんは拘束された47年7か月10日間について刑事補償を請求しています。
2025.01.29