パトカーの追跡から逃れようと静岡市駿河区の交差点で信号無視をして車と衝突し、全治1週間のけがを負わせたとして無免許危険運転致傷の罪で起訴された静岡県駿東郡に住む建設作業員の男(23)からコカインの成分が検出されたとして8日、警察は麻薬取締法違反の疑いで再逮捕しました。
去年12月8日、静岡市駿河区手越の「安倍川橋西」交差点を映した防犯カメラの映像。軽自動車が赤信号で交差点に進入したことで、青信号で右折しようとしていた別の車と衝突。衝突された車を運転していた56歳の男性は、全治1週間のけがをしました。
軽自動車を運転していたのは、静岡県駿東郡に住む建設作業員で23歳の男。過失運転致傷の疑いで緊急逮捕されましたが、無免許であったことが発覚し無免許過失運転致傷の疑いで送検され、12月、過失よりも罰則の重い無免許危険運転致傷の罪で起訴されました。
実は、この事故の直後、すぐにパトカーが現場に到着していました。被告の男は、この事故の直前にも、静岡市葵区弥勒にある別の交差点で信号無視をしていて、それを見た警察がパトカーで追跡を開始。停止を求めましたが、逃走を続け、再び信号無視をして進入した交差点で、この事故が発生しました。
なぜ信号無視を… 新たな事実が発覚
8日、警察は事故後の検査で、被告の男からコカインの成分が検出されたとして麻薬取締法違反の疑いで男を再逮捕しました。
男は去年12月上旬にいずれかの場所において麻薬であるコカインを使用した疑いがもたれています。
警察は、被告の男がコカインを使用した経緯も含め事故との関連を調べています。
2025.01.09