静岡市清水区でバイパス工事中に橋げたが落下し8人が死傷した事故をうけて、国交省は「上り」の開通が遅れる見通しであることを明らかにしました。
この事故は2023年7月、静岡市清水区の「静清バイパス」の工事中に橋げたが9メートルの高さから落下し、作業員2人が死亡、6人が重軽傷を負ったものです。この事故をうけ、国交省は、静清バイパスを高架化する工事を中断していましたが、31日、11月から順次、工事を再開することを明らかにしました。一方、2026年春ごろに予定していた「上り」の開通は遅れる見込みで、開通のめどはたっていないということです。
国交省の事故調査委員会は、事故の原因究明と再発防止に向けて調査を実施し、9月に報告書と再発防止策を取りまとめていました。
2023.10.31