土砂崩れにより通行止めになっている静岡・焼津市の「浜当目トンネル」について、ボーリングなどによる周辺の調査結果が報告されました。
7月、県道静岡焼津線の「浜当目トンネル」では、トンネル上の斜面が高さ90メートル幅170メートルにわたって崩れ、トンネル内にひび割れが確認されたことなどから、全面通行止めが続いています。
通行再開に向けて開かれた2回目の検討会では、ボーリングや、伸縮計などを使った調査の結果が報告され、それによると、地盤にまとまった脆弱部が確認され、その部分がすべり面になった可能性があるということですが、崩落原因の特定には至っていないということです。
また、すべり面は海側で、トンネルの上の斜面であるのに、トンネル内にひび割れが起きるのは、「特異なケース」だということです。県では、引き続き調査をし、メカニズムを解明した上で、通行再開を目指す方針ですが、現状、見通しは立っていません。
2024.12.24