国交省は10月、リニアが東京-大阪間で全線開業後、東海道新幹線の静岡県内の駅に停車する回数が1.5倍に増えた場合、県内には、10年間で1679億円の経済効果があるなどと示しました。
これについて先週、川勝知事は、ダイヤを決めるのはJRであり国の調査結果は仮定にすぎないとして「内容がお粗末であきれた」と批判していました。こうした中、JR東海の丹羽社長は、30日、1.5倍に増やせるとした国の調査結果について「あり得る範囲」との認識を示しました。
(JR東海 丹羽 俊介 社長)
「静岡県全体の停車回数の想定の数字については、違和感はなくあり得る範囲だと考えている、個別の駅の停車回数などの具体的な面については、静岡県内の利便性が向上するようなダイヤを検討していく中で決めていきたい」
2023.10.31