(新静岡セノバ前から中継・松浦 悠真 気象予報士)
きょう・26日は静岡地方気象台が桜の開花を発表しました。この先も、気温が高い日が多くなるということで、満開までの期間が、今回、かなり短くなるかもしれないです。
静岡の桜、26日に開花しまして、満開の予想が、ウェザーマップでは3月31日、ですから、今週末くらいには満開になるかどうか…というところになってきています。2024年と比較しますと、2024年の開花が3月30日で満開が4月8日…だいたい1週間ちょっとくらいかかると。過去10年間の、開花から満開の平均は9.4日ですので、それくらいの期間がかかるのが普通なのですけれども、今回は、それよりもだいぶ短くなるかもしれないというところです。
桜の名所の満開予想を見ていきますと、だいたい4月の3日から4日くらいのところが多くなってきそうです。ですから、来週末あたりが、お花見ピークとなってきそうですので…「駿府城公園」も4月4日ですので、「静岡まつり」の時は、ちょうどいい満開具合になっているのではないかと思います。
そんなきれいな桜が咲き始めているところですが、きょう・26日は、本当に空が霞んでいました。映像を見ていきましょう。(スタジオ・徳増キャスター:かなり霞んでいますね…午後1時ごろ)そうですね、きょうは遠くの方がなかなか見通せないような状況になって、車がこのように汚れている。これはですね、恐らく「黄砂」の影響だと思うのです。ただ、静岡県内全域で、こういうかなりの霞みということで、一つ、「春霞」だけでは説明できないというところが要因としてあったのかなあと思います。
まず、一つの要因としての「黄砂」なのですけれども、きのう・25日が、実は「黄砂」の影響が一番大きかったのです。だんだんだんだん、この「黄砂」の帯が南に下がってきていたところだったので、これだけ霞むというのは「黄砂」の要因だけではないということが言えます。衛星画像を見ていきますと、日本列島付近は雲は無かったのです。ですから他の要因があると。「黄砂」は、実は南海上の、うっすらとしている…このあたりが「黄砂」の帯なのです。ちょっと離れていますよね。煙っていた要因は、ずっとさかのぼっていくと、実は、今、韓国で山火事が発生していまして、そこの煙が上空の西風に流されて入ってきていたのです。ちょっと煙の臭いを感じていた人も多かったと思うのですけれども、遠くの山火事の影響が実は出てきていたと…あす・27日は、この煙の影響は少なくなっていく見込みです。
2025.03.26