2025.03.26

【NEW】ソーラーパネルで充電可能なEVバイク「ソーラースノーバイク」浜松市のメーカーが開発しテスト走行(静岡)

ニュース ソーラーパネルを使ったさまざまな乗り物を開発している浜松市の会社「HAMA零」が、先日、新たな乗り物の走行テストを行いました。その乗り物とは?

ソーラーパネルを使ったさまざまな乗り物を開発している浜松市の会社「HAMA零」が、先日、新たな乗り物の走行テストを行いました。その乗り物とは?

会場となったのは、営業が終わったあとの夕暮れのスキー場。走行テストをしたのは、ソーラーパネルで充電できるEVバイク、その名も「ソーラースノーバイク」なのです。開発を手掛けたのは、ソーラーカーレースに38年間、 100戦以上参加し続けるチーム「HAMA零」。この日は、裾野市の「スノーパーク・イエティ」で、リーダーの山脇さんらが、雪の上での乗り心地や安全性を確かめました。

(チームHAMA零 リーダー 山脇 一さん)
「いや~楽しいですね。それと、ここは少し雪が固いんで怖いです」「足でバランスを取らないといけないんでスキーとちょっと似ている所があります」

この電動スノーバイク。本体に収納されたソーラーパネルを使うと、6時間でフル充電し、約100キロメートル走行可能。傾斜角30度の坂道も登ることができるということです。本体の重さは42キログラムで、軽のミニバンでも運搬可能だということです。テスト走行は順調な「滑り出し」のようでしたが、開発には、だいぶ時間がかかったそうで…。

(チームHAMA零 リーダー 山脇 一さん)
「実際に作り始めて、きょうここまで来るのに13年かかりました」「ガソリン代が、今、200円近くしますよね。それがタダです」「扱いが原チャリみたいに軽くできるという所が利点だと思います」

山岳救助や孤立した集落への物資輸送などにも役立つのではと話す山脇さん。市販の予定はないということですが、今後、さらなる軽量化やコストダウンを図れるよう開発していくということです。

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