26日、与党と国民民主党による103万円の壁を巡る協議が行われ、午後5時前に終わりました。

与党側は、非課税枠を上乗せする対象を年収850万円まで拡大する案を示しましたが、国民民主党は「所得制限がある案は受け入れられない」と拒否したということです。

（自民党　 宮沢 税調会長）
「国民民主党は、所得に制限がついてるということは、なかなか自分たちとしては受け入れられないと、こういうお話でありました。そういうことで、7年度予算、7年度税制改正については、作業の今後のスケジュール考えると、実質合意をするのは、きょう中であると思っていて、そういうことを申し上げて、一応、国民民主党は『持ち帰って検討はします』ということになりましたけれども、なかなか賛成するのは難しいだろうと、こういう話だった」

一方、与党側は、国民との協議は「タイムリミット」だとして、今の与党案を国会に提出したいとの考えを伝えたということです。

（国民民主党　古川 代表代行）
「先方は、もう、これは出来るだけの努力をしたと、そういう認識。努力をしたのはわれわれも否定はしていない。ただ、やはり、これでは不十分というのが、われわれのスタンス」