18日は”敬老の日” 静岡・牧之原市のサーフィンが楽しめる施設では、ギネス世界記録に認定された最高齢のサーファーが新たな技に挑戦しました。
牧之原市に2021年 オープンした、日本初の大型ウェイブプール。人工の波でサーフィンが楽しめ、国内外から多くのサーファーが訪れる人気の施設です。ここで、サーフ前の入念なストレッチを行うのは、神奈川・大和市に住む佐野誠一さん、御年89歳。5日後の23日には90歳を迎えます。佐野さんは、”敬老の日”の18日に合わせ、自身が日々練習している”新技”を披露しようとこの施設を訪れました。”世界最高齢のサーファー”として去年ギネス記録にも認定されている、いわばサーフィン界の”レジェンド”。なんと80歳になってからサーフィンを始めたといいます。
(佐野 誠一さん)
「きょうはこの日本一、東洋一のこの場所で楽しませて頂きます」
佐野さんが18日 挑戦するのは、サーフボードの上で片足立ちをしながら波に乗る難しい技。自身が50代のころ、スキーで得意としていた”T型滑走”。これが「サーフィンでもできないか」と思い立ったといいます。
午前8時30分、準備運動を終え、いよいよテイクオフ。まずは、軽々とボードの上で体勢を入れ替える技を披露し、観客を魅了します。そしていよいよ新技の片足立ちに挑みます。波に最後まで乗り切ることは出来ませんでしたが、表情は充実感に満ちていました。
(佐野 誠一さん)
「もう少しうまくいけば」「これからの自分の課題」
元気の秘訣について佐野さんは…
(佐野 誠一さん)
「年は気にすると寄ってくる、年寄りという言葉があるように」「瞬間瞬間を大事にして楽しむようにしています」
間もなく90歳を迎える佐野さん、「これからもたくさんの楽しいことに挑戦していきたい」と話します。
2023.09.18