2021年11月24日
「ゲーム依存~急増する“患者”と深まる“闇”~」 パソコン、そしてスマートフォンが普及し、オンラインゲームは身近な存在となった。とりわけ、いつでもどこでも使えるスマホで遊べるゲームの流行によって、世界中の人とつながり、ランキングを争うなど、若年層を中心に魅了される人が急増する一方で、「依存」が深刻な問題となっている。 ことし、WHO(=世界保健機関)が、日常生活に支障をきたす「ゲーム障害」を疾病と正式に認めた。アルコールやギャンブルなど、依存症の最先端治療で知られる「久里浜医療センター」の樋口進院長は、ゲーム依存の治療が一番大変だと指摘する。 その理由は患者が若年層(子ども)だからだ。ゲームはアプリを無料でダウンロードするだけで手軽に始めることができ、絶えずアップデートをすることで飽きさせない、終わりがない。ゲームをやりすぎて睡眠不足になったり、アップデートに合わせて多額を投じたりして生活に支障をきたす、やめたくてもやめられない「依存」する若者が増えている。 自分をコントロールできなくなるばかりか、行動がエスカレートしていく驚くべき実態や体への影響とは…。ゲーム依存がもたらす“闇”に迫る。
2019年10月24日
「塀の外の死刑囚 袴田巌 ~いまだ鳴らぬ再審のゴング~」 52年前の1966年6月、旧清水市のみそ工場で、専務一家4人が殺害される強盗殺人、放火事件があった。 事件の犯人とされたのが、工場の住み込み従業員で、元プロボクサーの袴田巌さん。 袴田さんは、事件発生から49日後に逮捕され、裁判で死刑が確定。第二次再審請求で、静岡地裁が2014年3月に再審開始を決定、袴田さんを釈放した。 静岡地裁が袴田さんの再審開始を決めてから4年。 舞台を東京高裁に移して、続けられてきた審理が終わり、6月11日にあらためて判断が示されることになった。 48年ぶりに塀の外へ出て、今は姉と暮らす袴田さんだが、いまだに死刑囚のまま。ことし82歳になった。 番組では、この事件を長年にわたって研究してきた専門家の第一人者、元大学教授の大出良知氏を解説に起用し、こうした再審をめぐる現実を伝えるとともに、争点を整理する。
2018年06月04日
「沈没船は語る ~海底に眠る歴史の真実~」 海底に沈む遺跡を調査する水中考古学。東海大学海洋学部の木村淳特任講師(38)は、日本の沈没船研究の第一人者。彼が今取り組むのは、今から400年前の1609年、千葉県御宿沖に沈んだスペイン船、サンフランシスコ号の調査である。 当時300人余りの遭難者は地元の人に助けられ、さらに大御所として駿府城にいた徳川家康の援助で帰国を果たす。そのお礼にスペイン国王から贈られたのが、久能山東照宮に現存する「家康公の洋時計」である。 しかし、400年前のこの出来事は、文献などに残るものの、サンフランシスコ号の遺物はこれまで見つかっていない。 木村さんは、静岡の歴史ともゆかりが深い、この船の遺物を探そうと、この秋、千葉県御宿沖で潜水調査を実施した。そして数々の困難を乗り越え、歴史の物証ともなるかもしれないものを引き揚げた。
2017年11月22日
「浩美さんの家族~ある在宅看護~」 去年4月、がんがもとで二宮浩美さん(45歳)が亡くなった。 治療が困難とわかったとき、浩美さんは自宅で家族と暮らすことにした。 「あくまで自分らしく最後の日まで過ごしたい。」 それが浩美さんの希望だった。 番組では浩美さんの家族や支えた医療スタッフ、友人などの証言をもとに、浩美さんの生き方、選択、在宅看護のあるべき姿とはなにかを考える。 浩美さんが亡くなって一年。いま、みんなの胸にあるものは・・・
2017年05月15日
「沈黙の臓器と向き合う ~5年後生存率…7.7%のがん~」 年間3万人が命を落としている「すい臓がん」。 初期症状はなく、進行も早いため見つかった時に手術できる割合はわずか3割。 5年後の生存率はわずか7.7%、がんの中で最も予後の悪いがんの一つだ。 磐田市に住むフリーアナウンサーの石森恵美さん(55)は、最愛の夫をはじめ、夫の母親と姉を相次いですい臓がんで失った。 去年6月、石森さんは遺族でありながら啓発団体パンキャン静岡を立ち上げたがそこには亡き夫への思い、そして家族に迫るすい臓がんの”遺伝のリスク”があった。 一方、すい臓がん治療については、手術後の生存率が上がるなど、ここ10年で大きな変化があらわれている。早期発見にむけた研究も活発だ。 番組では、沈黙の臓器と言われるすい臓のがんと向き合う医師、患者、遺族の現状や思いを描く。
2017年01月27日
「つま恋 聖地の終焉」 突如発表された年内での営業終了― 1974年、掛川市にオープンした「ヤマハリゾートつま恋」は自然、音楽、スポーツを融合した滞在型リゾートとして全国から人の集まる場所だった。 ところが、ニーズと運営にミスマッチが生じて赤字経営に。 ヤマハは会見で「近年の客層は高付加価値追求型と低価格・カジュアル派に二極化」したことが背景にあり、収益が改善する見通しも立たなくなったと説明した。 掛川のシンボル、そしてフォークソングの聖地が消えるという知らせに、地元では衝撃が走った。 つま恋の音楽企画ディレクター、木下晃さん(70)は営業終了を発表当日の朝知った。オープン前の準備から携わり、“フォークの聖地・つま恋”を全国に知らしめた仕掛け人と言われている。 1975年、6万5千人を動員した「吉田拓郎・かぐや姫コンサート」は今も伝説として語り継がれている。 「つま恋という広いキャンパスに音楽で絵を描きなさいと言われ頑張ってきた」という木下さんを通して歴史を振り返りながら、聖地の終焉を見つめる。
2016年11月02日
「子どもの居場所はどこに?~食でつながる支援と実情~」 全国に広まる子ども食堂。ひとり親家庭の子どもなどの孤食を防ごうと始まり、その数は全国で300を超えたとも言われています。 子ども食堂といっても、その形はさまざま。子どもが気軽に1人で入れる食堂、貧困家庭の子どもを支援したい食堂など。しかし実は運営する側にも利用する側にも、互いに届かぬ思いがありました。 こうした子ども食堂が広まったのは、生活保護受給世帯やひとり親世帯の増加などが背景に。その家庭で育つ子どもを取り巻く現状とは? 番組では子どもの6人に1人が貧困にあると言われる実態にも触れながら、県内でも相次いで開設されている子ども食堂を中心に“子どもの居場所”に焦点をあてて考えます。
2016年09月21日
「大地震から母国を守る ~静岡の力をネパールへ~」 4月に熊本県を襲った地震。焼津市在住のネパール人マハラジャン・ナレスさんは、ある特別な思いで募金活動のボランティアに加わっていました。 それは日本への恩返し。1年前の去年4月、母国ではマグニチュード7.8の地震が発生し、多くの建物が倒壊。約9,000人が犠牲となるなど甚大な被害が出ました。 日本からたくさんの支援を受けました。母国の惨状を見たナレスさんは立ち上がります。これを機に防災士の資格を取得、ネパールでは初となる避難所を兼ねた「防災センター」を設立しようと動き出しました。 その目的は、これまで地震の備えをしてこなかった住民の防災教育。自らがリーダーとなって防災先進県「静岡の防災」をここで生かそうというのです。 地震発生から1年が経過した今もなお深い爪痕が残るネパールに防災センターは完成。ナレスさんは現地へ向かい、その立ち上げに奔走しました。日本、そして現地でのナレスさんの活動を通じてその思いを伝えるとともに、地震に備える大切さをあらためて考えます。
2016年05月11日
「青い目の人形の涙 ~戦禍に消えた平和の使者~」 昭和2年、当時、日米関係が悪化してきたことを憂慮したアメリカ人宣教師ギューリック博士が、全米から集めた1万3000体の「青い目の人形」を、日本の子供たちに贈った。この「答礼」として日本からアメリカの子どもたちに58体の日本人形が贈られた。この時、静岡県からは、人形師・平田郷陽が制作した「富士山三保子」がアメリカへ旅立った。 しかし、関係者の願いもむなしく、日米は戦争に突入、日本では、ほとんどの青い目の人形が敵国のものとして処分されてしまった。当時は子供たちが、青い目の人形を竹やりで刺したり、焼いてしまったりしたこともあったという。 アメリカで発見された富士山三保子の里帰りが、多くの県民の尽力で今年2月、89年ぶりに実現した。番組では、この里帰りをきっかけに、日米人形交流にまつわる戦争の歴史を伝え、平和について考える。
2016年04月20日
「つばき 負けるな! ~小学生プロボーダーと家族の絆~」 三木つばきさんはインストラクターをしていた父親の手ほどきを受けて4歳の時にスノーボードを始めた。長野県で生まれ、雪の降らない掛川市で育ったつばきさん、スピード感に魅せられてスノーボード一筋の生活に。小学3年生からは長野県での単身の山籠もりを始め、小学5年生の時に一般女子の部(スラローム)で優勝するなど大人顔向けの実績を残してきた。 つばきさんは去年6月、プロの資格を取得。デビュー戦を2月13日に控え、1月に磐田市の私立中学を受験した。一家にとって掛川市と長野県との二重生活は精神的にも、肉体的にも、金銭的にも非常に厳しい。それでもスノーボードに情熱を傾けるつばきさん、そして支える家族の姿を追いかける。
2016年02月15日
前の投稿へ >>
放送は終了しました 2019年10月31日(木)深夜0:59放送
「ゲーム依存~急増する“患者”と深まる“闇”~」
パソコン、そしてスマートフォンが普及し、オンラインゲームは身近な存在となった。とりわけ、いつでもどこでも使えるスマホで遊べるゲームの流行によって、世界中の人とつながり、ランキングを争うなど、若年層を中心に魅了される人が急増する一方で、「依存」が深刻な問題となっている。
ことし、WHO(=世界保健機関)が、日常生活に支障をきたす「ゲーム障害」を疾病と正式に認めた。アルコールやギャンブルなど、依存症の最先端治療で知られる「久里浜医療センター」の樋口進院長は、ゲーム依存の治療が一番大変だと指摘する。
その理由は患者が若年層(子ども)だからだ。ゲームはアプリを無料でダウンロードするだけで手軽に始めることができ、絶えずアップデートをすることで飽きさせない、終わりがない。ゲームをやりすぎて睡眠不足になったり、アップデートに合わせて多額を投じたりして生活に支障をきたす、やめたくてもやめられない「依存」する若者が増えている。
自分をコントロールできなくなるばかりか、行動がエスカレートしていく驚くべき実態や体への影響とは…。ゲーム依存がもたらす“闇”に迫る。
2019年10月24日
放送は終了しました 2018年6月7日(木)深夜1:09放送
「塀の外の死刑囚 袴田巌 ~いまだ鳴らぬ再審のゴング~」
52年前の1966年6月、旧清水市のみそ工場で、専務一家4人が殺害される強盗殺人、放火事件があった。
事件の犯人とされたのが、工場の住み込み従業員で、元プロボクサーの袴田巌さん。
袴田さんは、事件発生から49日後に逮捕され、裁判で死刑が確定。第二次再審請求で、静岡地裁が2014年3月に再審開始を決定、袴田さんを釈放した。
静岡地裁が袴田さんの再審開始を決めてから4年。
舞台を東京高裁に移して、続けられてきた審理が終わり、6月11日にあらためて判断が示されることになった。
48年ぶりに塀の外へ出て、今は姉と暮らす袴田さんだが、いまだに死刑囚のまま。ことし82歳になった。
番組では、この事件を長年にわたって研究してきた専門家の第一人者、元大学教授の大出良知氏を解説に起用し、こうした再審をめぐる現実を伝えるとともに、争点を整理する。
2018年06月04日
放送は終了しました 2017年11月30日(木)深夜0:59放送
「沈没船は語る ~海底に眠る歴史の真実~」
海底に沈む遺跡を調査する水中考古学。東海大学海洋学部の木村淳特任講師(38)は、日本の沈没船研究の第一人者。彼が今取り組むのは、今から400年前の1609年、千葉県御宿沖に沈んだスペイン船、サンフランシスコ号の調査である。
当時300人余りの遭難者は地元の人に助けられ、さらに大御所として駿府城にいた徳川家康の援助で帰国を果たす。そのお礼にスペイン国王から贈られたのが、久能山東照宮に現存する「家康公の洋時計」である。
しかし、400年前のこの出来事は、文献などに残るものの、サンフランシスコ号の遺物はこれまで見つかっていない。
木村さんは、静岡の歴史ともゆかりが深い、この船の遺物を探そうと、この秋、千葉県御宿沖で潜水調査を実施した。そして数々の困難を乗り越え、歴史の物証ともなるかもしれないものを引き揚げた。
2017年11月22日
放送は終了しました 2017年5月18日(木)深夜0:59放送
「浩美さんの家族~ある在宅看護~」
去年4月、がんがもとで二宮浩美さん(45歳)が亡くなった。
治療が困難とわかったとき、浩美さんは自宅で家族と暮らすことにした。
「あくまで自分らしく最後の日まで過ごしたい。」
それが浩美さんの希望だった。
番組では浩美さんの家族や支えた医療スタッフ、友人などの証言をもとに、浩美さんの生き方、選択、在宅看護のあるべき姿とはなにかを考える。
浩美さんが亡くなって一年。いま、みんなの胸にあるものは・・・
2017年05月15日
放送は終了しました 2017年2月2日(木)深夜0:59放送
「沈黙の臓器と向き合う ~5年後生存率…7.7%のがん~」
年間3万人が命を落としている「すい臓がん」。
初期症状はなく、進行も早いため見つかった時に手術できる割合はわずか3割。
5年後の生存率はわずか7.7%、がんの中で最も予後の悪いがんの一つだ。
磐田市に住むフリーアナウンサーの石森恵美さん(55)は、最愛の夫をはじめ、夫の母親と姉を相次いですい臓がんで失った。
去年6月、石森さんは遺族でありながら啓発団体パンキャン静岡を立ち上げたがそこには亡き夫への思い、そして家族に迫るすい臓がんの”遺伝のリスク”があった。
一方、すい臓がん治療については、手術後の生存率が上がるなど、ここ10年で大きな変化があらわれている。早期発見にむけた研究も活発だ。
番組では、沈黙の臓器と言われるすい臓のがんと向き合う医師、患者、遺族の現状や思いを描く。
2017年01月27日
放送は終了しました 2016年11月10日(木)深夜0:59放送
「つま恋 聖地の終焉」
突如発表された年内での営業終了―
1974年、掛川市にオープンした「ヤマハリゾートつま恋」は自然、音楽、スポーツを融合した滞在型リゾートとして全国から人の集まる場所だった。
ところが、ニーズと運営にミスマッチが生じて赤字経営に。
ヤマハは会見で「近年の客層は高付加価値追求型と低価格・カジュアル派に二極化」したことが背景にあり、収益が改善する見通しも立たなくなったと説明した。
掛川のシンボル、そしてフォークソングの聖地が消えるという知らせに、地元では衝撃が走った。
つま恋の音楽企画ディレクター、木下晃さん(70)は営業終了を発表当日の朝知った。オープン前の準備から携わり、“フォークの聖地・つま恋”を全国に知らしめた仕掛け人と言われている。
1975年、6万5千人を動員した「吉田拓郎・かぐや姫コンサート」は今も伝説として語り継がれている。
「つま恋という広いキャンパスに音楽で絵を描きなさいと言われ頑張ってきた」という木下さんを通して歴史を振り返りながら、聖地の終焉を見つめる。
2016年11月02日
放送は終了しました 2016年9月29日(木)深夜0:59放送
「子どもの居場所はどこに?~食でつながる支援と実情~」
全国に広まる子ども食堂。ひとり親家庭の子どもなどの孤食を防ごうと始まり、その数は全国で300を超えたとも言われています。
子ども食堂といっても、その形はさまざま。子どもが気軽に1人で入れる食堂、貧困家庭の子どもを支援したい食堂など。しかし実は運営する側にも利用する側にも、互いに届かぬ思いがありました。
こうした子ども食堂が広まったのは、生活保護受給世帯やひとり親世帯の増加などが背景に。その家庭で育つ子どもを取り巻く現状とは?
番組では子どもの6人に1人が貧困にあると言われる実態にも触れながら、県内でも相次いで開設されている子ども食堂を中心に“子どもの居場所”に焦点をあてて考えます。
2016年09月21日
放送は終了しました 2016年5月20日(金)深夜0:30放送
「大地震から母国を守る ~静岡の力をネパールへ~」
4月に熊本県を襲った地震。焼津市在住のネパール人マハラジャン・ナレスさんは、ある特別な思いで募金活動のボランティアに加わっていました。
それは日本への恩返し。1年前の去年4月、母国ではマグニチュード7.8の地震が発生し、多くの建物が倒壊。約9,000人が犠牲となるなど甚大な被害が出ました。
日本からたくさんの支援を受けました。母国の惨状を見たナレスさんは立ち上がります。これを機に防災士の資格を取得、ネパールでは初となる避難所を兼ねた「防災センター」を設立しようと動き出しました。
その目的は、これまで地震の備えをしてこなかった住民の防災教育。自らがリーダーとなって防災先進県「静岡の防災」をここで生かそうというのです。
地震発生から1年が経過した今もなお深い爪痕が残るネパールに防災センターは完成。ナレスさんは現地へ向かい、その立ち上げに奔走しました。日本、そして現地でのナレスさんの活動を通じてその思いを伝えるとともに、地震に備える大切さをあらためて考えます。
2016年05月11日
放送は終了しました 2016年4月23日(土)午前4:30放送
「青い目の人形の涙 ~戦禍に消えた平和の使者~」
昭和2年、当時、日米関係が悪化してきたことを憂慮したアメリカ人宣教師ギューリック博士が、全米から集めた1万3000体の「青い目の人形」を、日本の子供たちに贈った。この「答礼」として日本からアメリカの子どもたちに58体の日本人形が贈られた。この時、静岡県からは、人形師・平田郷陽が制作した「富士山三保子」がアメリカへ旅立った。
しかし、関係者の願いもむなしく、日米は戦争に突入、日本では、ほとんどの青い目の人形が敵国のものとして処分されてしまった。当時は子供たちが、青い目の人形を竹やりで刺したり、焼いてしまったりしたこともあったという。
アメリカで発見された富士山三保子の里帰りが、多くの県民の尽力で今年2月、89年ぶりに実現した。番組では、この里帰りをきっかけに、日米人形交流にまつわる戦争の歴史を伝え、平和について考える。
2016年04月20日
放送は終了しました 2016年2月18日(木)放送分
「つばき 負けるな! ~小学生プロボーダーと家族の絆~」
三木つばきさんはインストラクターをしていた父親の手ほどきを受けて4歳の時にスノーボードを始めた。長野県で生まれ、雪の降らない掛川市で育ったつばきさん、スピード感に魅せられてスノーボード一筋の生活に。小学3年生からは長野県での単身の山籠もりを始め、小学5年生の時に一般女子の部(スラローム)で優勝するなど大人顔向けの実績を残してきた。
つばきさんは去年6月、プロの資格を取得。デビュー戦を2月13日に控え、1月に磐田市の私立中学を受験した。一家にとって掛川市と長野県との二重生活は精神的にも、肉体的にも、金銭的にも非常に厳しい。それでもスノーボードに情熱を傾けるつばきさん、そして支える家族の姿を追いかける。
2016年02月15日
前の投稿へ >>