2024.12.06

【広がる】東部・伊豆中心に“こども記者”が地元の魅力を情報誌で発信!他県から参加「サミット」も(静岡)

ニュース 子どもたちが記者となって地元の魅力を見つけ発信する情報誌が、東部・伊豆を中心に広がりをみせています。先週、他県からも、子ども記者が集まり、「サミット」が開かれました。

子どもたちが記者となって地元の魅力を見つけ発信する情報誌が、静岡の東部・伊豆を中心に広がりをみせています。先週、他県からも、子ども記者が集まり、「サミット」が開かれました。

先週、11月30日・土曜日、会場には、各地からやってきた子ども記者たちが…。

(富士宮市の子ども記者)
「これを作っています。デザインを考えたり、文章書いたりイラスト書いたり」

(長野・安曇野市の子ども記者)
「取材をしなければ知らなかったことがいっぱいあって、知らなかったことを皆さんもぜひ知っていただきたいので」「「静岡の皆さんにも、たくさん読んでいただきたいです」

彼らの仕事は、地元の魅力を発信するローカルマガジンを作ること。小中学生の子ども記者がメインとなって制作しています。この「子どもローカルマガジン」、実は“伊豆市が発祥”。伊豆市の「KURURA」の制作は2013年から、毎年度1号ずつ発行し、2024年度で12号目となりました。小中学生が自ら取材し記事を書き、観光スポットや特産品、伝統工芸などさまざまな地元の魅力を発信しています。県内では他にも沼津や三島版など…。さらに、県外では鎌倉市版など、今では全国18の地域まで広がりました。

(司会)
「コロマガサミットは、他の地域のいい所を見つけたり、自分の地域のいい所に気づいたりすることが目的の交流会です」「冊子作りで身に付けたスキルを使って楽しめる企画を、コネクト チームが考えてきました」

今回のサミットには、伊豆市や三島市、長野や山梨など、計14の地域から約150人が参加。5回目の開催ですが、これまでも、企画や運営は、元こども記者の大学生たちが中心となって手掛けています。

行われていた企画の一つ、「ほめほめ大会」。他の地域の冊子を見て回り、ほめたいことを見つけ、付箋に書いていきます。自分たちにはないスキルを学び、次の冊子作りに生かしてもうらおうと企画したものです。

(子ども記者)
「みしまんま(三島市)の冊子をみていた」「写真の使い方、山みたいなところが、自分には、この発想はないなと思いました」

(伊豆市の子ども記者)
「IZUCCO(伊豆の国市)の仕事人というタイトルに合っている。イラストと写真が素敵だなと思いました」

このインスタ投稿対決では「ドラマのワンシーン」というお題で、チームごとに写真を1枚投稿。制限時間は20分と短く、しかも、初めて会った子ども同士がチームを組みましたが、さまざまなアイディアが浮かび上がっているようでした。

(子ども記者)
「刑事が泥棒を追いかけて、その事件を新聞記者が撮影しているという1コマです」

子ども記者たちは、冊子作りの中で、写真の”撮り方や見せ方”、“クリエイティブ力”を自然と身に付けていて、その力に自ら気づいてもらうため企画したといいます。

(子ども記者)
「全部が写るように真ん中(正面)から撮っていたが、こっちから斜めに撮ったんですよ。どっちを大きく見せたいか工夫して撮りました」

サミットを終えた子どもたち。様々な“地域ごとの伝え方”を肌で感じ、刺激を受けたようです。

(伊豆の国市の子ども記者)
「きょう見た(他の地域の)冊子を思い出しながら、自分の大好きな地域を冊子にまとめて友達に見せたい」

(富士市の子ども記者)
「みんなクオリティ高くてすごいなと思って、頑張りたいと思った」「自分もイラストを頑張りたいと思った」「海外の人や色んな人が来るように、もっと広告みたいな感じで頑張りたいです」

(企画・運営 元子ども記者 坂ノ上 こはくさん)
「他の地域でも頑張っているコロマガの仲間と関わることで、刺激をもらって、来年はもっとあの地域を真似しようだとか、自分たちのこういう所が魅力的だったよねって気づいて もらって、来年の冊子がよりクリエイティブで、子どもたちらしい冊子になったらと思う」

子ども記者のローカルマガジンはHPでも見ることができます。どんな視点で生まれ育った地元を見ているのか、大人にはない視点をのぞいてみてはいかかでしょうか?

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