2024.12.06

【県議会論戦】来年度当初予算巡る知事姿勢問う一方…森副知事にはリニア巡る前知事からの姿勢ただす(静岡)

ニュース 静岡県議会は、5日から本格的に論戦がスタートしました。6日は、リニア新幹線に関して、これまで川勝前知事とともに対応してきた森副知事の今後の姿勢を問う質問も飛びました。

静岡県議会は、5日から本格的に論戦がスタートしました。6日は、リニア新幹線に関して、これまで川勝前知事とともに対応してきた森副知事の今後の姿勢を問う質問も飛びました。

6日の県議会でも、まず、質問が及んだのが、2025年度の当初予算に関して。公明党静岡県議団の山本彰彦議員が、県民の生活に直結する分野をどう強化するのか鈴木知事にただしました。

(公明党静岡県議団 山本 彰彦 議員)
「多くの県民の方々が厳しい生活を強いられている中、こうした方々に寄り添う姿勢が大変重要」「知事が掲げる幸福度日本一を全ての県民が実感するため、どのような点を重視して当初予算編成を進めていくのか、知事の考えを伺います」

( 鈴木知事)
「物価高の影響を受ける方々に対して、暮らしの安定を図る支援を迅速に実施をしてまいります。県民のみなさまに寄り添い、生活の安定向上につながる予算を編成し、幸福度日本一の静岡の実現に向けて取り組んでいく」

また、質問があがったのは、リニア新幹線に関して。無所属の桜井勝郎議員が、これまで川勝前知事とともにリニア対応を行ってきた森副知事に対して、今後の姿勢を問いました。

(無所属 桜井 勝郎 議員)
「リニアトンネル工事を阻止しようとする前知事の意向に沿って、行動をともにしたリニア担当の森副知事の言動は何だったのか。現在も副知事に収まっているあなたは、鈴木知事のリニアトンネル工事に関する考えとは相反する立場をとってきたと思うが、今でも前知事と同じ考えでいるのか」

これに対し、森副知事は…。

(森 副知事)
「まず、本県の考え方ですが、一貫してリニア中央新幹線整備事業の必要性を理解し、推進する立場ということです」「鈴木知事が就任してからも、基本的な考え方は同じでございます」

その上で、現実的な解決策を見つけ出すのが県の責務だとし、今後も、県民の不安が解消されるようJR東海との対話を進めると話しました。

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