リニア新幹線のトンネル工事で山梨県側から行われているボーリング調査について、JR東海は「孔詰まり」が発生したため、いったん終了すると発表しました。

地質や地下水の状態を調べるためのボーリング調査は、11月20日に県境を越えて10メートルの地点まで進んでいました。この調査についてJR東海は、6日、掘り進めた箇所のうち、山梨県内の地質がもろい箇所が崩れて「孔詰まり」が発生し、これ以上進めるのが困難になったとして、いったん終了すると発表しました。今後は、山梨県側478メートルの地点で止まっている先進坑の掘削を静岡県境付近まで進め、その後ボーリング調査も再開する方針ということです。

これについて鈴木知事は、「終了の経緯や要因などについてJR東海から詳細な説明を求めていて、その内容は県専門部会で確認いただく必要がある」とコメントしています。