名作を生んだ温泉宿の一室がひな壇で飾られました。静岡・伊豆市の修善寺では、元温泉旅館を会場に、「女将の雛飾り展」が開催され、訪れた人たちを楽しませています。
これは、修善寺温泉の女将たちが地元の旅館組合に寄贈したひな人形、約350体を展示しているものです。通常の五段飾りをはじめ、江戸時代中期に流行し、豪華な衣装や道具が特徴の「享保雛」や、京都の御所をモチーフにした「御殿飾り」など、明治から平成に作られた雛飾りを展示しています。
会場の元温泉旅館は、推理小説の草分けとして知られる江戸川乱歩が頻繁に滞在したことから、乱歩が執筆活動をした部屋を特別開放して、雛飾りを展示。訪れた人たちを楽しませていました。
この「女将の雛飾り展」は、3月3日まで開催されています。
2025.02.27